コード決済の満足度はPayPay、利用頻度は楽天ペイがトップ MMDの調査より
MMD研究所は、8月2日に「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表した。利用頻度が最も高いのは「楽天ペイ」で、6サービスの総合満足度1位は「PayPay」となった。
MMD研究所は、8月2日に「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表した。調査対象は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」「au PAY」「メルペイ」「LINE Pay」をメインに利用する18歳〜69歳の男女各100人、計600人で、調査期間は7月1日〜7月5日。
現在メインで利用しているQRコード決済サービスを知ったきっかけは「テレビCM」が14.2%、次いで「公式サイト」が13.5%、「関連アプリ上での案内」が13.0%。サービス別に項目を見るとPayPayとd払いのトップはテレビCM、楽天ペイは公式サイト、au PAYは企業からの配信メール、メルペイとLINE Payは関連アプリ上での案内となった。
現在メインで利用しているQRコード決済サービスを使い始めた理由(複数回答)は「ポイントがたくさんたまるから」が33.2%、次いで「キャンペーンを知って興味を持ったから」が29.0%、「普段使っているサービスとポイントが連動しているから」が22.5%。サービス別に項目を見るとPayPay、メルペイ、LINE Payのトップはキャンペーンを知って興味を持ったから、d払い、楽天ペイ、au PAYはポイントがたくさん貯まるからという結果になった。
サービスの利用頻度について、「1週間に1回以上利用する」はサービス別で楽天ペイが72.0%、d払いとau PAYが62.0%、LINE Payが61.0%、PayPayが60.0%、メルペイが44.0%。サービスの満足度を「お得部門」「アプリデザイン部門」「利便性部門」「信頼部門」の4部門で聞いたところ、お得部門は楽天ペイ、アプリデザイン部門、利便性部門、信頼部門はPayPay、総合満足度はPayPayがトップとなった。
メインで利用しているQRコード決済サービスを家族や友人におすすめしたいかどうか10点満点の点数をつけてもらい、NPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)を算出した。9点から10点をつけた推奨者は11.0%、7点から8点をつけた中立者は38.5%、0点から6点をつけた批判者は50.5%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-39.5。サービス別のNPSは楽天ペイが-27.0で最も高い結果となった。
関連記事
- 非接触決済サービス利用上位は「iD」「モバイルSuica」、検討トップは「楽天Edy」 MMDが調査
MMD研究所は、7月30日に「2021年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を発表。利用サービス上位は「iD」「モバイルSuica」「楽天Edy」で、利用検討は「楽天Edy」「モバイルSuica」「Visaのタッチ決済」となった。 - QRコード決済の認知は94.2%、利用率トップの「PayPay」が4割超え MMDが調査
MMD研究所は、7月28日に「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表。QRコード決済の認知は94.2%で、利用しているサービス上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」となった。 - 実店舗オーナーのキャッシュレス導入意向はどれだけ伸びた? MMD研究所とSquareが調査
MMD研究所は、2月8日に「【第2弾】実店舗オーナーによる運営店舗のキャッシュレス決済利用動向調査」の結果を発表した。実店舗運営側のキャッシュレス決済意識や導入状況などの実態を調査したものとなる。 - 利用サービス上位は「楽天Edy」「iD」「モバイルSuica」――MMD研究所のスマホ決済(非接触)調査
MMD研究所が「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を発表した。利用サービスの上位は「楽天Edy」「iD」「モバイルSuica」となり、利用検討サービスの上位は「楽天Edy」「モバイルSuica」「Visaのタッチ決済」となった。 - スマホ決済の認知率は90%超え、利用トップはPayPay MMDの調査より
MMD研究所は、1月20日に「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表。QRコード決済サービスの上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」で、利用開始時期は「2020年1月〜6月」からが最多となった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.