連載
1GB超〜3GB以下で安い料金プランは? キャリア、サブブランド、MVNOで比較:スマホ料金プランの選び方(2/2 ページ)
総務省の調査によると、携帯電話で使用しているデータ通信量が月に2GB未満という人は約半数に及ぶ。月に2GBも使わないという人にとって、最も安いプランはどれか。大手キャリアとそのサブブランド、代表的なMVNOの最新料金プランを比較した。
容量超過後の通信速度は200kbps〜300kbpsが大半
もし3GBを使い切った場合は、追加のデータの買い足しをしない限り、MVNOの多くでは通信速度が200kbpsに制限される。一方、LINEMOやY!mobile、UQ mobileといった大手キャリアのサブブランドでは、制限速度が300kbpsとやや速い設定になっている。MVNOの中ではIIJmioも同じく、使い切った際の制限速度が300kbpsだ。追加のデータ量を買い足しせずに乗り切りたい場合は、この制限速度や余った場合の翌月繰り越しができるかどうかもチェックポイントの1つになる。
小容量はMVNOの主戦場だが、キャリアも進出
今データ使用量が月に1GB以上3GBまでで、大手キャリアの段階制のプランを契約している人は、各種割引が適用されていても、毎月少なくても数千円の料金を支払っているはず。もし、月額料金が数百円に収まるMVNOへ乗り換えれば、その節約効果はかなり大きい。
一方で現時点では、1GB超〜3GB以下はMVNOの方が安いが、ソフトバンクがLINEMOでミニプランを導入したように、今後の大手キャリアの動きも気になるところ。ドコモではあまりデータ通信を使わないユーザー向けに、「小容量、超低廉な料金」を準備中であることを明らかにしている。ひょっとしたら「2GBも使わない人向けの料金」はこの後さらに、大きく動くことになるかもしれない。
まとめ
- 基本料金で比較するならHISモバイルの「格安ステップ」とnuroモバイルの「VSプラン3GB」が安い
- キャンペーン期間に申込みするなら、1年間は最安料金で使えるBIGLOBEモバイルの「3ギガプラン(音声通話SIM)」
- 通話料金込みで最安なのは専用アプリでかけ放題の楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」
関連記事
- 結局どちらがお得? Y!mobileとUQ mobileの料金プランを比較する(2021年夏版)
何かと比較されやすいY!mobileとUQ mobileだが、どちらもプラン発表後に割引サービスなどが追加され、当初と少し内容が変わってきた。新プラン発表時はUQ mobileが優勢な印象だったが、Y!mobileがデータ容量を増量し、固定回線のセット割と家族割引を増額したことでキャッチアップ。一方のUQ mobileはでんきセット割が、家族割引がないという弱点を補う形となった。 - LINEMOの月額990円/3GBプランはどれだけ安い? サブブランドやMVNOと比較してみた
ソフトバンクの「LINEMO」に月額990円で利用できる3GBプランが登場。月額990円という料金は、Y!mobileやUQ mobileを意識したことがうかがえる。MVNOと比べても遜色のない安さだ。 - 古いプランを使っている人必見! 使い方に合わせて選ぶ1GB〜20GBの料金プラン
2020年末に大手携帯電話会社がオンライン専用プランをリリースした影響もあって、大手だけではなくMVNOでも従来よりも手頃で大容量な料金プランをリリースするようになった。この記事では、料金プランを見直すための一助として、月間容量20GBまでのプランの中でオススメを紹介する。【訂正】 - ahamoの疑問を解決! 契約方法から対応スマホ、使い勝手までを総チェック
ドコモが提供する通信容量20GB、月額税込み2970円のオンライン専用低価格プラン「ahamo」。提供開始から4カ月近く経過したが、まだ乗り換えを検討している人も多いだろう。ahamoを契約することで変わることや、通信容量の使い心地などを細かく紹介する。 - LINEMOとY!mobileはどちらがお得? 「1人」と「家族」のケースで比較した
「LINEMO」「Y!mobile」の2ブランドで、月額2000円台かつ通信量20GB前後のサービスを提供するソフトバンク。乗り換えて価格を安く抑えたい場合はどちらを選ぶべきなのか検証してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.