トーンモバイルがドコモの「エコノミーMVNO」へ参画 iPhone専用SIMをドコモショップで販売
フリービットは、NTTドコモが発表した「dポイントを活用したエコノミーMVNO」へ合意。これに伴い、ドコモショップで「トーンモバイル for docomo(仮称)」の取り扱いを開始する。
フリービットは、10月7日にNTTドコモの発表した「dポイントを活用したエコノミーMVNO」との連携に合意した。
これに伴いフリービットグループは、今後設立を予定する新会社でNTTドコモとの販売代理店契約を締結。全国約2300店舗のドコモショップで「トーンモバイル for docomo(仮称)」の取り扱いを開始し、ドコモショップ店頭での新規契約、SIMサービスの初期設定/アカウント設定など顧客サポートに関する手続きが可能となる。また、ドコモショップでiPhoneとトーンモバイルのSIMを同時に購入することもできる。
第1弾として、12月をめどに家族向け見守りサービス「TONEファミリー」を搭載したティーン向けSIMサービスの店頭販売を予定。子供が利用するiPhoneへSIM(MVNO回線)をセットし、簡単な設定を行うと居場所の見守りや遠隔コントロール、自画撮り被害を防止する機能などを利用できるiPhone専用SIMとなっている。対応機種はiPhone 5s(iOS 11.3)以降のSIMフリー版、NTTドコモ版で、auとソフトバンク版はSIMロックを解除したiPhone 6s(iOS11.3)以降に対応する。
月額料金は未定だが、低料金でシンプルという体系は大きく変わらないとのこと。ちなみに現行のトーンモバイルは、オリジナルのTONE端末向けのSIMが月額1100円、TONE SIM for iPhoneが月額1650円。データ通信は無制限で利用でき、動画を視聴する際のみ1GBあたり330円(TONE端末向け)または490円(iPhone向け)のチケットを購入する。なお、低容量プランの提供は、現時点では予定していないとのこと。
トーンモバイルでは現在、利用料金に応じてTポイントをためることができる。トーンモバイル for docomo(仮称)ではdポイントをためられるが、既存ユーザーは引き続きTポイントをためられる。トーンモバイルでためたTポイントをdポイントへ移行できるかどうかは未定。
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