スマホユーザーのアクセサリー所有率は約76% 最も多い製品は?
MMD研究所が「スマートフォンアクセサリーに関する調査」の結果を公開した。モバイルバッテリーやイヤフォン、ヘッドフォンなど多岐にわたり、所持率や購入場所/時期、購入する場合にかけられる金額を聞いている。
MMD研究所は10月14日、「スマートフォンアクセサリーに関する調査」の結果を公開した。調査は9月27/28日にWebで行い、スマートフォンを所有する16〜69歳の男女328人から回答を得た。
回答者の男女比は男性52.4%、女性47.6%で、年代は10代が2.4%、20代が14.9%、30〜60代がいずれも20%前後で並んだ。居住地域は関東地方が37.8%、次いで近畿地方が20.7%となっている。
「スマートフォンアクセサリー」はモバイルバッテリーやイヤフォン、ヘッドフォン、スマートウォッチ、スマートスピーカーなど8種類を対象とした。これらの製品を「持っている」と答えた回答者は75.9%(259人)だった。
アクセサリーのうち、所持率が高いものは順に「モバイルバッテリー」(65.9%)「有線イヤフォン/ヘッドフォン」(53.4%)「ワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォン」(49.8%)だった。有線イヤフォン/ヘッドフォンはAndroid端末ユーザー、ワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォンはiPhone端末ユーザーの回答率が高く、これはイヤフォンジャックが端末に搭載されているかどうかが影響していそうだ。
一方でAppleがiPhoneと併用しやすい「MagSafe」「AppleWatch」などを販売している「ワイヤレス充電器」「スマートウォッチ」「スマートスピーカー」などではiPhoneユーザーの回答率が非常に高い。
上位3つのモバイルバッテリー、イヤフォン/ヘッドフォンの購入場所について聞くと、「通販サイト」の回答がいずれも最も高かった。次いで「家電量販店(店舗)」、「キャリアショップ(店舗)」と続く。ワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォンは「家電量販店」「Apple Store」のオンラインショップで高い傾向にある。
アクセサリーの購入時期は「2019年以前」もしくは「覚えていない」が大多数を占めるが、それ以外では「2021年1〜3月」が全体的に比較的多く、「2021年4〜6月」がワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォンが突出して多かった。4〜6月にはゲオの2999円で厚さ18.8mmのイヤフォンやゴジラの鳴き声で通知するイヤフォン、JVCケンウッドの合計28時間再生が可能なイヤフォンなど、低価格なワイヤレスイヤフォンの発売が続き、こういった事情も関連している印象を受ける。
またアクセサリーが「欲しいものがある」と答えた回答者は58.8%で、うち40.4%がワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォンと回答した。次いでモバイルバッテリーが32.6%、ワイヤレス充電器が32.6%だった。
アクセサリーの購入にかけられる金額の平均は、ワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォンが5783円で、有線イヤフォン/ヘッドフォンは3458円だった。最も高いものでスマートウォッチが8080円で、ワイヤレス充電器は3291円が平均となっている。
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