2021年を振り返る(5月編):スマホの新機種よりドコモの“固定代替サービス”に注目が集まる:Mobile Monthly Top10
ITmedia Mobileのアクセスランキングをチェックしながら2021年のトピックを振り返る企画。5月も4月に続き、スマホ決済キャンペーンのまとめ記事が1位となりました。ドコモの夏モデル発表で話題を集めたのは、固定回線の代替サービスとして提供する「home 5G」でした。
2021年も残りわずか。ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位でチェックしつつ振り返っていきます。今回は5月のアクセス数トップ10を紹介します。
ITmedia Mobile Monthly Access Top10
2021年4月1日〜2021年4月30日
- PayPay、au PAY、d払い以外でも10〜20%還元が充実 スマホ決済5月のキャンペーンまとめ
- ドコモが「新サービス・新商品発表会」を開催 5月19日11時から
- ドコモが固定代替サービス「home 5G」を始める狙い 他社サービスとの違いは?
- 前モデルから何が変わった? 写真で解説する「Xperia 1 III」「Xperia 10 III」
- 買い替えは「iPhone 12」がベスト! 12 Proを買った筆者が後悔した理由
- 「OCN モバイル ONE」新料金プランの狙いを聞く ドコモとの連携はどうなる?
- 5月10日「AQUOS」新モデルが登場へ/ahamoに有料の「店頭サポート」
- ドコモが“ahamoの有償サポート”を提供する背景 浮き彫りになる携帯ショップの課題
- 「AQUOS R6」の実機に触れる 1型センサーのカメラは何がすごいのか?
- au PAY、合計5億Pontaポイントプレゼントのキャンペーン
5月も4月に続き、スマホ決済キャンペーンのまとめ記事が1位となりました。3キャリア陣営のPayPay、d払い、au PAYだけでなく、楽天ペイやJCB(QUICPay)、J-Coin Payなども高還元率のキャンペーンを実施していました。2021年12月現在も決済関連のキャンペーンは充実しており、2022年もこの勢いは続きそうです。
5月19日にはNTTドコモが夏商戦向けの新サービスや新機種を発表しましたが、中でも話題を集めたのは、固定回線の代替サービスとして提供する「home 5G」でした。3位に関連記事がランクインしており、スマホ新機種の記事よりもよく読まれました。ホームルーターをコンセントに挿すだけで固定通信の環境が整うサービスは、ソフトバンクの「SoftBank Air」がおなじみでしたが、そこにドコモも参戦した形です。コロナ禍で在宅時間が増えたことで、固定通信の環境を見直したい、新たに固定通信を導入したいと考えているユーザーに響いたといえます。5Gのエリアが拡大することで、固定回線代替サービスはますます注目を集めそうです。
スマートフォンの新機種では、正式発表されたソニーの「Xperia 1 III」とシャープの「AQUOS R6」に関する記事が、それぞれ4位と9位にランクインしています。Xperia 1 IIIは可変式望遠レンズを、AQUOS R6は1型センサーのカメラを搭載するなど、カメラ機能の進化で話題を集めました。まさに2021年を代表するフラグシップモデルといえます。
6位には「OCN モバイル ONE」の新料金プランに関するインタビュー記事がランクインしました。大手キャリアの値下げやオンライン専用プランに対抗すべく、2021年前半MVNOの多くも料金プランの値下げや新料金プランを発表しました。OCN モバイル ONEも4月1日に値下げをし、月額770円(税込み)で1GBからという料金体系になりました。10月にはドコモの「エコノミーMVNO」にも参画し、月額550円(税込み)で0.5GBという低容量のプランを追加。MVNO事業は2022年7月にNTTレゾナントに移管し、レゾナントはドコモの完全子会社となります。今後、OCN モバイル ONEの扱いがどのようになるのかは気になるところです。
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- ドコモが固定代替サービス「home 5G」を始める狙い 他社サービスとの違いは?
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