楽天モバイル0円廃止後も6割がメイン回線を継続、乗り換え先はpovoがトップ MMDが調査
MMD研究所が「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」の結果を発表。メイン利用の継続意向は65.4%、他社乗り換え意向は29.0%で、移行先のサービスは「povo」「UQ mobile」「LINEMO」が上位となった
MMD研究所は、6月30日に「楽天モバイル0円廃止発表後の実態調査」の結果を発表した。対象は18歳〜69歳の男女2万5000人で、調査期間は6月10日〜6月13日。
このうち「Rakuten UN-LIMIT」をメインで利用する1872人、サブで利用する432人へ、0円廃止発表後の継続/他社乗り換え/解約意向について聞いた。メイン利用者は「継続して利用する」が65.4%、「他の通信会社への乗り換えを検討している」が29.0%、「解約を検討している」は5.7%で、サブ利用者は「継続して利用する」が34.6%、「他の通信会社への乗り換えを検討している」が32.7%、「解約を検討している」が32.6%となった。
乗り換え検討先の通信会社を「決めている」と答えたのはメイン利用者の67.1%、サブ利用者の75.4%。具体的なサービスは、メイン利用者は「povo」が36.8%、「UQ mobile」が9.1%、「OCN モバイル ONE」が7.8%で、サブ利用者は「povo」が44.0%、「LINEMO(3GB)」が11.2%、「ソフトバンク」が5.6%となった。
また、直近で利用している月間のデータ容量を聞いたところ、メイン利用者は「1GB以下」が48.9%、「2GB〜5GB」が22.1%、「21GB以上」が10.7%となり、「利用していない」は2.7%に。サブ利用者は「1GB以下」が62.8%、「2GB〜5GB」が9.9%、「21GB以上」が8.2%となり、「利用していない」は11.1%となった。
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