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「AQUOS R7」のカメラは「これぞシャープ」といえる仕上がり センサー刷新でR6とは別物に荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

シャープのフラグシップスマホにして「ほぼデジカメ」と思われたりする「AQUOS R7」。同じ1型センサーを搭載するが、R7は「スマホ用センサー」という点で違う。AFやAIなどの性能も進化している。

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ポートレートやセルフィー、動画もチェック

 最後は人物編。ポートレートモードである。

AQUOS R7
ポートレートモード。ぼかしと美肌は中間の値で
AQUOS R7
夏っぽい感じで、背景の川と橋をボカしてみた

 自撮り用のカメラは約1260万画素だ。

AQUOS R7
絶賛自撮り中
AQUOS R7
ポートレートモードでの自撮り。美肌系はデフォルトの値だ

 なお、動画は4Kにも対応。

AQUOS R7
動画撮影時の画面

 4Kでも30fpsならAIライブシャッター(撮影しながらAIが自動的にポイントポイントで静止画も撮ってくれる機能を使える。

AQUOS R7
動画は4Kまで。30fpsならAIライブストーリーやAIライブシャッターも使える
4Kで撮影した東急世田谷線。写りもさることながら、手ブレ補正も安定していてよし
AQUOS R7
AIライブシャッターが自動的に撮った1枚

 また、4Kで120fpsの4倍スローモーション動画や8Kビデオにも対応している。

4Kで撮影した4倍のスローモーション映像。うちの猫がジャンプするところを狙ってみた

 8K動画も撮れるが、8K時は手ブレ補正が効かないとか最長で1分の制約があるので常用にはまだ早いかな。

 で、まとめると、AQUOS R7はR6と比べると、センサーサイズやレンズは同じだけど、カメラ性能がかなりランクアップした端末なのだった。写りに好みはあるだろうけど、R6よりR7の方が鮮やかでAIが頑張った画作りをしてくれる。デジカメっぽい写りを期待する人には不満もあろうが、私はR7の方がシャープらしくて好きだ。

 自分で画作りをしたい人はマニュアルモードでRAWで撮ればいいし。

 そして細かいことだけど、カメラを起動したときのオプションに「広角で起動する」が付いた。AQUOS R7の素の姿は「19mm相当の超広角カメラ」なので、19mm相当で起動するオプションはうれしい。超広角スナップをベースに、必要に応じて1x、2xと上げていくのがいいと思う。望遠で撮っても2〜3xくらいならまったく問題ない画質だ。

 かくして、スマートフォン用に開発された新型センサーを使ったことやAIや画像処理の進化により、ワンランクアップしたのがAQUOS R7なのである。

 撮影時のレスポンスに気になる点はあったけど、このクオリティーならシングルカメラで十分いけるじゃん、と思わせてくれた。ちょいと大きくて高価だけれどもカメラ好きは要注目だ。

モデル:長谷川実沙

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