「eSIM」を使ったスマートウォッチの通信、何が障壁になっている？：Mobile Weekly Top10

eSIMによって単独でモバイル通信できるスマートウォッチが徐々に増えてきています。しかし、NTTドコモを除き、格安ブランドやオンライン専用ブランドでは親機となる携帯電話と電話番号を共有できるサービスを利用できません。なぜなのでしょうか……？

[井上翔，ITmedia]

ITmedia Mobile Weekly Access Top10

2022年10月20日〜2022年10月26日

1. ahamoで実現したApple Watch単独通信、povoやLINEMOで実現しないワケ
2. 「Pixel Watch」と「Apple Watch」のスペックを比較　機能面で大きな差があり
3. iPhoneの秘蔵写真を「非表示」にして自分だけ見られるようにする方法
4. IIJmio、OCN モバイル ONE、mineo、BIGLOBEモバイルのキャンペーンまとめ【10月22日最新版】　人気スマホのセールを見逃すな
5. 緊急時や遠出の際のインターネット回線を「24時間330円」で確保！　povo2.0で「非常用ルーター」を改めて作ってみた
6. 「必要十分」か「最高峰」か、新型iPadとiPad Proを試す　残念なのはただ1つ
7. Galaxy Z Fold4は買いか？　Z Fold3ユーザーが感じた“見た目では分からない進化”
8. 街のiPhone修理業者でバッテリーを交換する際の注意点
9. 街のiPhone修理業者でバッテリーを交換する際の注意点
10. ドコモに聞く「smartあんしん補償」の狙い　なぜ「ケータイ補償」を刷新したのか

　ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年10月20日から2022年10月26日までの7日間について集計し、まとめました。

NTTドコモの「ahamo」では、Apple Watch向けの「ワンナンバーサービス」を使えるようになりましたが……

　今回のアクセス数の1位は、Apple WatchのGPS+Celluarモデルにおける“単体通信”、つまりLTEやW-CDMA（3G）を使った通信に関する考察記事でした。

　既報の通り、NTTドコモでは6月29日からオンライン専用プランである「ahamo」において「ワンナンバーサービス」が利用できるようになりました。一方で、KDDIと沖縄セルラー電話の「povo2.0」では「ナンバーシェア」、ソフトバンクの「LINEMO」では「Apple Watch モバイル通信サービス」を利用できません。そうなると「なぜドコモはできて、他社はできないのか？」という疑問が湧いてきます。

　1位の記事にもある通り、KDDIと沖縄セルラー電話はApple Watchに独立した（個別の）電話番号を割り当てる「ウォッチナンバー」も提供していて、他キャリアを含めて、auブランドを契約していなくても新規契約できるようになっています。しかし、iPhone宛にかかってきた電話を代わりに受けるといった使い方はできません。

　MVNOを含めて、格安ブランドの携帯電話番号を共有しつつApple Watchを使えるようになる日は来るのでしょうか……？