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ソニーのモーションキャプチャー「mocopi」は何が新しいのか? スマホ活用の新たな可能性(2/2 ページ)

ソニーが、スマートフォンと連携してモーションキャプチャーを可能にするデバイス「mocopi(モコピ)」を2023年1月下旬に発売する。頭、手足、腰に装着してスマートフォンと連携すると、モーションデータを取得できるようになる。SDKを活用することで外部サービスと連携可能になり、取得したモーションデータをリアルタイムに配信することもできる。

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対応スマートフォンはiPhoneやXperiaで動作確認済み

 スマートフォン側では、mocopiの6つのセンサーからBluetooth経由で送られてくる加速度やジャイロのデータを処理しており、人間の体に再構築するための機会学習を行っているという。

 Bluetoothが届く範囲なら、スマートフォンをどこに置いていてもデータを転送できる。例えば、スマホをポケットに入れたまま外を歩き、モーションキャプチャーを行いながら動画収録するといったこともできる。

 連携できるスマートフォンはAndroid 11以降とiOS 15.7.1以降。ソニー側で動作が確認が取れている機種は、AndroidがXperia 5 IV、Xperia 1 IV、Xperia 5 III、Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 1 II、iPhoneがiPhone 14シリーズ、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズとなっている。これらの機種では「パフォーマンスを含めて最適に動くことが確認されている」(相見氏)という。他のスマートフォンでもアプリのダウンロードは可能だが、プロセッサやメモリによっては快適に動作しない場合がある。今後も、動作確認機種の範囲は広げていくとのこと。

mocopi
mocopiの主なスペック。XperiaとiPhoneの一部機種で動作確認が取れている

 mocopiはメタバースをより身近な存在にしてくれるデバイスだといえる。スマートフォン1台で場所やデバイスの制約を受けずに誰もがVTuberに変身でき、既存のVTuberにとっても屋外収録やフルトラッキングで表現の幅が広がる。VR Chatも同様で、フルトラッキングに対応することで体験価値が向上することは間違いない。SDKを開放することで、mocopiを起点とした新たな動画コンテンツが登場することも期待される。

mocopi
スマホを活用した新たな表現手法になりそうだ
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