「Rakuten Mini」から「Galaxy Z Flip4」に機種変更 大きく変わったユーザー体験と折りたたみならではの欠点も(3/3 ページ)
「Rakuten Mini」から「Galaxy Z Flip4」に機種変更した。Rakuten Miniは小さすぎるゆえの欠点があった。一方、Galaxy Z Flip4を選んだ決め手は2つある。
折りたたみ構造ならではの欠点も
さて、ここからはGalaxy Z Flip4を使って分かったデメリットをお伝えしたい。
Galaxy Z Flip4の購入から約4カ月が経過した最近、Galaxy Z Flip4のメインディスプレイを開けなくなる、という事態に陥った。
ヒンジにやや堅いごみやホコリが混入し、内部のネジがかみ合わなくなってしまったのが原因と考えられる。メインディスプレイそのものの損傷ではないため、開かなくても電源のオン/オフはできるし、操作、閲覧もできるが、60度までしか開けなくなり、完全に開ききれないため、操作しづらければ視認性も悪い。先に述べたような90度開いてフレックスモードにすることも、ヒンジが壊れた状態だとできなかった。
この壊れたGalaxy Z Flip4をどのように修理するか、新品と交換可能か否か、という視点の記事は別途、準備しているところだ。
Galaxy Z Flip4の背面ガラスはGorilla Glass Victus+で、ディスプレイを囲むサイドフレームはArmor Aluminumとなっているが、落下による衝撃に加え、ヒンジへの混入物に弱い、という点は折りたたみスマホの最大の弱点といえる。
とりわけ折りたたみスマホをこれから検討、購入する方に言いたいのは、大手キャリアの保証サービスに加入した方がいいということだ。
気になる価格
欠点もあるが、前述の通りRakuten Miniでは得られないメリットの多いGalaxy Z Flip4を購入してよかった、と確信している。
それでも価格については慎重になりたいところ。Rakuten Miniは発売当初、2万1800円(税込み、以下同)と安い反面、Galaxy Z Flip4は桁違いの13万9800円と高価だ。分割払いにすると、48回(楽天カード所有者のみ)で月2912円、24回で月5825円となる。購入後に得られる満足感は高いが、それに比例するように価格も高い。
まとめると、Rakuten Miniは小型かつ軽量の端末なので、「片手で簡単に操作できる」という点は大変評価できるが、電池持ちが悪い点、eSIMにしか対応しない点など、デメリットもそれなりにある。そんなRakuten MiniからGalaxy Z Flip4への機種変更はかなりのギャップを感じたが、その分だけ得られるメリットも多かった。
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