ゴッホの名画と異色のコラボ 「nubia Z50 Ultraスターコレクション版」は部屋に飾りたくなる完成度:山根康宏の海外モバイル探訪記
ZTEの子会社のNubiaから登場した「nubia Z50 Ultra」は、Snapdragon 8 Gen 2を搭載したハイエンドスマートフォン。本体のカラバリの1つ、「スターコレクション版」に注目です。あのゴッホの名画「星月夜(The starry night)」が背面に描かれているのです。
Snapdragon 8 Gen 2を搭載したハイエンドスマートフォンが次々と各社から発売されていますが、ZTEの子会社のNubiaからも「nubia Z50 Ultra」が登場しました。6400万画素カメラを2つ(標準、3.3倍望遠)、さらに5000万画素超広角カメラを搭載。8K 30fps動画の録画も対応する超ハイスペックなカメラモデルです。しかも本体のカラバリの1つ、「スターコレクション版」に注目です。
何やらアーティスティックな夜空が描き込まれていますが、これはあのゴッホの名画「星月夜(The starry night)」。夜空も美しく写せることを印象付けてくれるだけではなく、ゴッホの絵画を常に手に持つことで日常生活に豊かな想像力を沸かせてくれるかもしれません。パッケージは3Dプリントでこのまま部屋の中に飾りたくなるような仕上げです。
ディスプレイは6.8型(1116×2480ピクセル)、120Hz。Nubiaといえばゲーミングスマートフォンで165Hz駆動のディスプレイを搭載したモデルがありますが、Z50 Ultraが120Hzなのは特殊なディスプレイを搭載しているから。写真ではやや見にくいでしょうが、インカメラが見えません。ZTEが得意とするアンダーディスプレイカメラ(UDC)をZ50 Ultraは搭載しているのです。なお、インカメラは1600万画素。視界を一切遮らないディスプレイには標準でゴッホ(風)の絵画の壁紙もプリインストールされています。
本体側面はソリッドな仕上げ。同社のゲーミングスマートフォン「REDMAGIC」シリーズによく似た仕上げに見えます。なお、側面一番上にあるのはプログラム可能なアクセスキーで、カメラ起動などよく使う機能を割り当てできます。
カメラ部分はよく見ると全体を長方形の台座とし、その上に2つの6400万画素が若干飛び出て配置されています。こうすることで、これら2つのカメラの突出を高く見せていないのですね。そしてこの角度から見るとメタリック感の強いサイバーなデザインにも見えます。このあたりはゴッホの名画に何か隠されたメッセージがあるのでは、なんて考えてもしまいます。なお電源キーやカメラの周囲部分などには効果的に赤い色が使われています。
スマートフォンの差別化を本体デザインでうまく行っているnubia Z50 Ultraスターコレクション版ですが、製品と絵画のイメージがマッチしており、違和感のない仕上げになっているのはさすがです。このような製品が美術館で売られたら面白いでしょう。ゴッホが好きな人にもオススメのスマートフォンかもしれません。
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