進む「年賀状じまい」 6割以上が年賀状を出さない理由、新年のあいさつ手段で最多は?
ディライトは、12月12日に「年賀状と喪中はがきの文化」に関する調査結果を発表。年賀状を出さないユーザーは約6割で、新年のあいさつ手段はLINEやメールの他「特に行わない」も4割を超えている。
「葬儀の口コミ」を運営するディライトは、12月12日に「年賀状と喪中はがきの文化」に関する調査結果を発表した。調査対象は20〜70代の男女で、調査人数は1003人。
対象者へ2025年に年賀状をはがきを出すか聞いたところ、62.6%が「出さない」と回答。年賀状の代わりに行う新年の挨拶(複数回答)は、「LINE(46.7%)」「特に行わない(44.0%)」「メール(15.0%)」が上位となった。
出さない理由は「『年賀状じまい』を既にしている(64.3%)」が最多で、次いで「今年から『年賀状じまい』を検討している(14.7%)」「喪中(12.1%)」となる。年賀状じまいの理由(複数回答)は「手間の軽減(43.2%)」「メールやSNSなど電子的な手段で十分(42.7%)」「人間関係の整理(20.6%)」が上位となった。
年賀状じまいをどの程度行ったか聞いたところ「全く送っていない(65.7%)」「受け取った人への返信のみ(21.6%)」「ごく一部の親しい人のみに送っている(4.2%)」「関係が希薄になった人だけ送らなくなった(8.5%)」となっている。
喪中はがきは、73.6%が「出していない・出さない」と回答したが、知人の訃報を知る手段として経験があるものを聞いたところ「喪中はがき(63.7%)」「LINE(31.4%)」「電話(28.3%)」となった。年賀状や喪中はがきの文化が簡略化していくことについて「とても賛成である(34.9%)」「やや賛成である(46.3%)」「やや反対である(14.8%)」「とても反対である(4.0%)」となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
シニアの連絡手段、LINEがメールを上回る ドコモの調査より
NTTドコモのモバイル社会研究所は、8月28日に「シニアのメールとSNSの利用状況」について調査結果を発表。調査開始以降初めてLINEがメールを上回った一方、メールの利用は大きく下がらず併用しているのことが分かる。
友人との連絡手段はLINEが7割、「直接会う」は増えた? ドコモ調査
NTTドコモのモバイル社会研究所が「スマホ・ケータイ所有者のコミュニケーション状況(2023年1月)」の調査結果を発表。友人と日常会話で「直接会う」がやや増加し、10代は「ビデオ通話」が約2割となった。
10〜50代の約8割がLINEを利用、10代はFacebookよりTikTok
NTTドコモのモバイル社会研究所が、SNS利用動向(2022年1月)の調査結果を発表。LINEの利用率は81.6%で、10〜70代で幅広く利用されている。10代のTikTok利用率は約4割で、Facebookより高い。
20代女性の約9割が「寝る前に布団でスマホ」、起床後すぐチェックは全体の7割超 ドコモ調べ
NTTドコモのモバイル社会研究所は、起床後と就寝前のスマホの利用実態に関する調査結果を発表。就寝前に布団に入りながらスマホを使用するのは全体の6割超で、20代女性は9割と最も高い。
スマホの利用時間は「2時間以上3時間未満」が最多、MMDの調査より
MMD研究所は、12月21日に「2021年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を発表。スマホの利用時間「2時間以上3時間未満」が最多となり、デジタルギフトの認知度は66.7%、利用経験は24.5%となった。



