クレジットカードの「PIN(暗証番号)」を覚えていないと大変なことになります:Mobile Weekly Top10
4月1日から、ICチップ搭載のクレジットカードにおける「PINバイパス」が原則禁止されました。サインパネルのないクレジットカードも増えていますから、当然といえば当然なのかもしれません。
ITmedia MobileWeekly Access Top10
2025年3月27日〜4月2日ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2025年3月27日から4月2日までの7日間について集計し、まとめました。
今回のアクセス数の1位は、前回から引き続きLINEのアイコンデザインに関する記事、2位は「Nintend Switch 2」の発表予告への反応をまとめた記事でした。
3位に入ったのは、クレジットカード(とそのインフラを利用するデビットカード/プリペイドカード)における「PIN(暗証番号)バイパス」の原則禁止に関する記事でした。
ICチップ対応の決済端末でICチップを搭載するクレジットカードを使う場合、原則としてカード会員が設定したPIN(暗証番号)で取り引きをしなければなりません(加盟店とカード会社の契約によっては、一定額まで暗証番号レスで取引可能)。
ただ、ICチップの故障やカード会員のPIN失念に備えて、従来は端末にPINの入力を省略するPINバイパス機能を備えていました。PINバイパスで取引をした場合、カード会員からサイン(署名)をもらう必要があります。
しかし、カードのブランド管理会社の方針変更によって、サインパネルがないカードもここ数年でかなり増えています。また、それに合わせて加盟店におけるサイン照合の義務を撤廃するカード会社も出てきています。
4月1日からPINバイパスの禁止を徹底するのは、サインを使った取引が事実上廃止されつつある現状を踏まえた措置だと思われます。PINを忘れてしまった、あるいは再設定したい場合はカードの発行会社に問い合わせてください。
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