News 2003年4月7日 09:28 PM 更新

News Weekly Access Top10(2003年3月30日−2003年4月5日)
ノートPCのUSBポートはなぜ“使いづらい”のか

高速な2.0規格の登場と対応製品の普及で、ますます便利になったUSB。さらに、高性能化が著しいノートPCをメインマシンにするユーザーも増えている。それなのに、ノートPCのUSBポートは数が少なく、配置にも問題が多い

News Weekly Top10 3月30日〜4月5日
1位 USBポートはなぜ“後ろ”にあるのだろうか
2位 2倍速い“銀ASIMO”も登場――ROBODEX2003、3日開幕
3位 ビデオメモリ256Mバイトでパフォーマンスはどうなる?
4位 それってマグネットコーティング? 倍速“銀ASIMO”は、最新技術満載の「実験機」
5位 Googleハックは面白い!
6位 乗りこなすより売る方が難しいSegway HT
7位 記録型DVDのトレンドは“±両対応のデュアルドライブ”
8位 価格はRADEON 9000 PRO並み。さて、パフォーマンスは?
9位 IE削除ボタン、Windowsスタートメニューに移動
10位 今になってアイ・オーがMacに力を入れる“事情”

Weekly Top10 先週のTop10では、「USBポートはなぜ“後ろ”にあるのだろうか」というデスクトップPCの矛盾を指摘した記事が1位に。

 筆者も最近は、PCケースを購入する時に「フロントにUSBポートがあるか」を選択基準に挙げている。ただし、前面のUSBポートでよく使うのは「USBメモリ」と「USBカードリーダー/ライター」ぐらい。プリンタ、外付け光学ドライブ、スキャナ、PDAのクレードルなどは背面のUSBポート固定でもそれほど困らない。デスクトップPCは自作マシン2台を使い分けているのだが、ネットワークで各周辺機器を共有しておけば、わざわざ接続し直さなくても“一応”使えるからだ。

 それよりもむしろ気になるのは、“ノートPC”のUSBポートだ。

 まずは「ポート数」。NECのLaVie T/CやソニーのバイオノートGRといったデスクトップPCの置き換えを狙った重量級ノートPCでは3−4ポートあるものの、筆者が好むような1キロ前後の軽量ノートでは1−2ポートのものがほとんどだ。一方で、CD/DVD-ROMドライブやFDDなどUSBを使った外付け周辺機器を多く使うのは、デスクトップPCや3スピンドルの“全部入り”重量級ノートPCよりも、むしろ軽量ノートだったりする。ここに矛盾が発生してくる。

 また、少ないスペースへ多くのインタフェースを詰め込まなくてはいけないノートPCでは、USBポートの「位置」も問題となる。せっかく複数ポートを装備していたとしても、左右どちらの側面のみに配置されているケースも多い。「右手でマウスを使いたいのに左にしかUSBポートがない」。それだけの理由で購入を止めたユーザーを、筆者は何人も見てきた。

 高速な2.0規格の登場と対応製品の普及で、ますます便利になったUSB。そして、高性能化が著しいノートPCをメインマシンにするユーザーも増えてきた。ノートPC、特にライトウェイトなタイプでも、左右と背面に各1ポートずつは欲しいところだ。欲をいえば、前面にもあると便利なのだが。

[西坂真人, ITmedia]

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