iPodには真似できない「HDD交換」――マイクロドライブ対応MP3プレーヤー「WithC」(2/2 ページ)
バックライト付きの液晶ディスプレイは解像度が132×64ピクセルあり、8文字×4行の漢字表示が行える。操作はトラックポイントのようなスティック状の十字キーで行うのだが、使い勝手はあまりよくない。ゴム部の汚れも心配だ。今回借りたのは試作機でOSやソフトの作り込みが不完全なものであったため、レスポンス/アプリケーションの操作感の評価は控えた。
実際に使ってみて感じたのは、音質の良さだ。筆者はSN比98dBという高音質も売りのMuVo2を愛用しているのだが、SN比95dBのWithCも音質は非常にクリアで、音の奥行き感や低音再現性ではWithCの方が上回っているように感じた。これはDSPにAVアンプなどで使われる32ビットプロセッサーを採用しているからだろう。
ヒットのカギはマイクロドライブの低価格化
メディア交換ができるのが最大の売りであるWithCだが、今、市場ではマイクロドライブ単体で購入するよりも内蔵タイプの方がはるかに安いという困った状況がおきている。
その最たる例が4Gバイト版MuVo2だ。この製品の内蔵HDDは日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)のマイクロドライブといわれているが、4Gバイトのマイクロドライブを単品で購入した場合、リテール品で7万円前後、バルク品でも4万円前後もする。対するMuVo2の実売は2万8000円前後。ヤフオクで数多く売りに出されている「“空っぽ”になったMuVo2の怪」の真相がここにある。
WithCでも、1Gバイトマイクロドライブ(リテール品で2万円前後)がセットになった「WCA-110」(実売3万4800円前後)とマイクロドライブなしの「WCA-100」(1万9800円前後)との差額は1万5000円と、それぞれ単品で購入するより5000円安い。だが4Gバイト版MuVo2と比較するとコストパフォーマンスがよいとはいい難い。
4Gバイトのマイクロドライブが1万円台で単品購入できるようになれば、メディアを交換できるWithCの魅力がぐっと増してくる。4Gバイト版MuVo2の実売を考えれば、この価格も決して不可能ではないだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
10
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR