レビュー
ハンディカムもDVD時代?――ソニーDVDカム「DCR-DVD201」(1/2 ページ)
「ハンディカム」がその代名詞になるほどビデオカメラの世界で高いシェアを誇るソニーは、“パスポートサイズ”、“スタミナ”、“MicroMV”など、これまで数多くの新しいムーブメントをビデオカメラにもたらしてきた。
そのソニーが今年3月にビデオカメラの新製品2機種“DVDハンディカム”「DCR-DVD201/同101」を発売した。これまで主流のDV方式ではなく8センチDVDメディアを記録媒体に使うことで、ビデオカメラの新たな世界を切り開こうとしている。メガピクセルCCD搭載の上位モデル「DCR-DVD201」のレビューを通じて、同社が目指すものを探ってみた。
国内では3月から発売されたDVDハンディカムシリーズも、米国市場では昨年9月に先行投入されており、米Amazon.comのビデオカメラ最新売れ筋でもDCR-DVD201が6位にランクインするなど、海の向こうではかなりの人気を博しているようだ。
FD/CDマビカなどディスクメディアを使った大柄なデジカメが売れる土地柄なので、DV方式に比べてサイズが大きめなDVDカムへの抵抗感も少ないのだろう。
DVDカムでは日立製作所や松下電器産業がDVD-RAM/R方式で先行しているが、後発のソニーは「やはり」というか「またしても」というか別の記録メディアを採用。ライトワンスメディアは先行2社と同じDVD-Rだが、書き換え型にはDVD-RWを使う仕様にしてきた。
DVD±RW方式を採用する同社DVDレコーダーやDVDプレーヤーとの親和性を考えてのDVD-RW採用だが、8センチメディアがDVD-Rしか市場で発売されていないため、DCR-DVD201/同101と同時に8センチDVD-RW「DMW30」も発売した。メディアまで自社で用意しての市場投入は同社ならではだ。
メディアは日立などのDVD-RAM方式のようなカートリッジ式ではなく、剥き出しのディスクをそのまま本体にセットする方式を採用。指紋付着やキズの心配などはあるものの、本体のフタが大きく開くためメディアの装填作業自体は簡単に行える。
専用カートリッジの素材が柔らかくて装着や取り出しが面倒な8センチDVD-RAMよりも、指で穴と端を持ってパチンと装着できる剥き出しディスクの方が個人的には扱いやすかった。
ソニーならではの“デザインの良さ”
円形ディスクを記録媒体に使うDVDカムは、どうしてもカタツムリのような円形基調の本体になってしまい、スマートさに欠けるデザインになりがちだ。DCR-DVD201も右手グリップの下に円形のディスク部を配したデザインを採用しているが、日立DVDカムなどと比べてスタイリッシュで軽快なイメージに仕上げている。
実際のサイズも50.5(幅)×88(高さ)×136(奥行き)ミリと、DZ-MV580(64×89×146ミリ)に比べて幅と奥行きで約10~15ミリほどコンパクトになっている。特に幅の薄さとレンズ鏡筒の小ささが、DCR-DVD201のスリムさをより際立たせている。撮影時の本体重量は約590グラムでDZ-MV580(約585グラム)とほぼ同じだ。
搭載CCDは1/5インチ有効107万画素(動画69万画素/静止画100万画素)で、レンズは光学10倍(35ミリ判換算で46~460ミリ相当)のCarl Zeiss「Vario-Tessar」を採用。画像処理エンジンには高解像度技術やS/N比改善技術を盛り込んだ「メガピクセルエンジン」を装備している。
下位機種のDCR-DVD101との大きな違いがこの光学処理系で、有効68万画素CCD搭載のDCR-DVD101は動画撮影にDCR-DVD201の約半分の34万画素しか使わず、メガピクセルエンジンも搭載していない。一方、レンズは同じ光学10倍ながらも、DCR-DVD101の焦点距離は35ミリ判換算で43~430ミリ相当とやや広角寄りになっている。実売価格差(約2万円前後)を考えると悩ましいところだ。
全記録モードでVBR搭載
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