レビュー
RDシリーズの“今”を全て詰め込んだハイエンド「RD-X5」(1/4 ページ)
RDシリーズの新しいハイエンドモデル「RD-X5」。途中で旧モデル「RD-X4」は大規模なソフトウェアアップグレードも提供され「RD-X4EX」という新名称を与えられたが、ハードウェアの刷新はほぼ一年ぶり。どの程度の変化があったのか、細かく見ていこう。
デザインも操作系を上面パネル前端においた独特のデザインから、2004年夏以降のRDシリーズ共通のデザインとなった。“パッと見”は下位モデルのブラックフェイス版とも言え、ハイエンドならではの存在感は薄れた感もある。ただし、ヘアライン加工を施すといった主張もあり、ブラックフェイスも依然多い単体オーディオ機器とのデザイン的な融和性は高そうだ。
「RD-X5」は、現行RDシリーズの持つ特徴をすべて詰め込んだ製品と言っても良い。その特徴を列挙すると以下のようになる。
- 2つの地上波チューナーとエンコーダーで実現した「W録」
- 地上波EPGとインターネット利用のDPGが選択利用できる「WEPG」
- スカパー!チューナー連動録画
- コピーワンス番組もDVD-RにムーブできるDVD-R CPRM対応
- PCでの簡易モニターも可能になった「ネットdeナビ」
- 対応RDシリーズ同士でLAN経由で番組のコピーができる「ネット de ダビング」
このように、ほかのRDシリーズが備え、「RD-X5」が備えない機能はほとんどない。ほぼ同時に投入された「RD-XS46」との共通面も多く、ここに上げた特徴も「スカパー!チューナー連動録画」を除けば、ほぼ同じだ。つまり、機能面の特徴が少ないともいえるのだが、購入する側から見れば選択の自由度が高くなったとも解釈できる。
ハイエンドモデルならではの特徴が高画質設計だ。最新のRDシリーズでは唯一のゴーストリダクション機能を、もちろん2つのチューナーそれぞれに搭載している。「RD-XS53」ではゴーストリダクションの非搭載を惜しむ声も大きかったので「待ってました」という地上波ヘビー録画ユーザーは多いだろう。現状では2番組同時録画機能を持つDVDレコーダーでゴーストリダクションを備えるのは「RD-X5」だけだ。
ハイエンドモデルの象徴ともいえる12bit/216MHzのハイビット、高サンプリングレートのビデオDACを採用。音声回路にも単体オーディオ機器で使用される高品位パーツを採用している。D1入力も2004年モデルでは「RD-X5」と「RD-XS53」とのみが備えている。
東芝が先陣を切ってきた感のあるHDDの大容量化は、今回も600Gバイトという形で実現された。おそらく300Gバイト×2台という構成だろうが、とくに動作音や発熱が大きいという印象はなく、RD-XS53のレビュー時に気になった発熱の問題はクリアしているようだ。
最低ビットレートで「最大1071時間」という録画時間は、もうどうでもいい世界に突入した気もするが、おそらくは利用頻度が高いであろうSPモードで272時間の録画が可能になった。これは、1日8時間の録画を1カ月間以上行える計算になる。またHDDには最大396番組が録画可能で、大容量HDDをきっちり活用できる録画済番組の管理機能を備えている点はRDシリーズの特徴といえる。ただし、予約録画の最大数は、相変わらず「1カ月32番組」。せめて倍の64番組にならないかという気はする。
RD-XS53とほぼ同等の「W録」。だが、制限は少し緩和
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
6
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
7
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
8
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
9
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR