レビュー
180万語対訳を備えた「ビジネス」な電子辞書――「SR-E9000」(3/3 ページ)
複数の辞書を対象に検索を行う一括検索機能も用意されている。アルファベット、もしくは日本語をキーにして検索を行うことが可能で、検索結果には収録辞書されている辞書名も略語で表示される。一括検索の画面での文字サイズは標準と拡大の2段階切り替えとなっている。また、シルカカードをセットしている場合には、その辞書も複数辞書検索の対象に含まれる。
検索方法は完全一致だけではなく、前方・部分一致もサポートされており、「it」という語句を検索した場合、代名詞の「it」はもちろん、「IT戦略本部」などitから始まる言葉や、「insulating transformer(IT)」(絶縁変圧器 IEEE略語)などという略語として「IT」という言葉が使われるものも検索対象として表示される。
180万語はさすがの情報量
収録コンテンツの目玉といえるのが、180万におよぶ専門語が収録された「180万語対訳大辞典 英和・和英」だろう。これは日外アソシエーツがCD-ROMで発売している「CD-180万語対訳大辞典」を電子辞書用に編纂したもので、書籍版はないオリジナルコンテンツだ。CD-ROMの販売価格は10万2900円となっているので、本製品を購入すれば、半額近い価格で利用できることになる(SR-E9000の価格は5万6700円)。
ITや電子電機関連の用語も豊富に収録されており、VLSI(Very Large Scale Integration)やRDRAM(Rambus DRAM)といった半導体関連の用語から、ホログラフィック記憶装置子(holographic Storage)などという用語までの和訳・英訳を調べることができる。あくまでも対訳辞典なので詳細な意味までは収録されていないが、すべての訳に「分野」が明記されているので、その分野でどのように訳すべきなのかが一目で分かる。マニュアルや技術文書の和訳・英訳を行うユーザーには重宝するだろう。
入力に対するレスポンスも軽快なうえ、バックライトを備えているのでプレゼンテーション中の会議室など、さまざまなシチュエーションで活用できる。収録されているコンテンツも対訳辞書、和英/英和、広辞苑と“仕事場で使う辞書”としては十分すぎるほどといえる。欲を言えば対訳辞書には語句の意味も添えて欲しかったが、ビジネスで活用できる英語中心のコンテンツが収録された電子辞書を探しているユーザーには最適な1台といえるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR