っぽいかもしれない
シンプル・イズ・ザ・ベスト――「チャリべえ」(1/2 ページ)
5月16日、千葉工業大学で人間が乗れるハイブリッド型不整地移動ロボ「チャリべえ」(Chari-Be)のデモンストレーションが行われた。ロボットを長年研究してきた研究者による「シンプル・イズ・ザ・ベスト」なマシンなのである。
このマシンを作ったのは、中野栄二教授と中嶋秀朗研究員。お二人ともこの春まで東北大学大学院情報科学研究科に所属し、2005年4月から千葉工業大学総合研究所に移ってきたのだ。なお中嶋さんは千葉工業大学未来ロボット研究センターの所属だ。あのfuRoである。
チャリべえは人間をのせて、不整地でも道路のような整地でも自由に動くことができる。今は操縦は外からリモコンで行われている(搭乗者は完全に“お客さん”だ)のだけど、不整地走行でも操縦者は地面の様子を把握する必要はない。移動方向と速度を与えるだけだ。あとは、チャリべえが自分で状態を判断して進むのだ。また、整地に入ったら変型して車輪走行になるのだけれど、この変型の指示は操縦者が出す。
チャリべえは、脚と車輪のハイブリット構造だ。これが1つ目の特徴である。マシンの中央の左右に大きな車輪があり、これが駆動輪になる。そしてその前後に2対(4本)の脚があるのだ。不整地では、この脚でふんばって車体を持ち上げたりするのだけど、基本的には車輪が接地してそれで前に進もうとする。また、整地では、脚は折り畳まれ、ひじ(ひざ?)のところにある全方向車輪で接地するようになる。このときには完全に車輪で進む。
ハイブリットにすることで、構造的に難しい「脚」で全体重を支えるということをしなくてすむ。そのぶん、脚を細くすることができる。もちろん車輪には負担がかかるのだけれど、車輪に対する技術ならば人類はたくさん持っているのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR