レビュー:ストレージ搭載オーディオ特集
ネット対応HDD音楽レコーダー「BiBio JukeBox」を使ってみた(1/3 ページ)
記録メディアにメモリやHDDを採用した携帯音楽プレーヤーは、PCユーザーばかりではなく、一般の人々の間にも浸透しつつある。ここで問題になるのが、「音楽を録音するためにPCが必要」という事実だ。もちろん、なかには録音機能を有する製品もなくはないが、基本的にはPC上での音楽ファイル化を前提としている。
サン電子の「BiBio JukeBox」は40GバイトのHDDを内蔵し、蓄積した音楽ファイルを再生可能な機器だ。まさしく、今回のレビュー特集「ストレージ搭載オーディオ」に当てはまる製品といえる。音楽ファイルはネットワーク経由でPCからコピーできるほか、単体でも光デジタル音声/アナログ音声入力から録音が可能(MP3形式エンコーディング)。さらに、HDD内の音楽ファイルはUSB端子へ接続した機器(マスストレージ)へコピーできるため、PCレスでの携帯音楽プレーヤー利用にも対応するというわけだ。
「BiBio JukeBox」の本体サイズは186(幅)×60(高さ)×150(奥行き)ミリとかなり小さく、また重量もジャスト1キロと軽い。置き場所にはほぼ困らないだろうが、できればネットワーク接続の確保は考えたほうがいい。この製品では録音・再生をスタンドアローンでこなせるが、録音した曲にタイトル名をつけたりといった作業はPCから行ったほうがいいからだ(本体上でも英数字/ひらがな/カタカナの入力は可能だが、上下キーで1文字ずつ選択していく方法で面倒なうえ、漢字変換はできない)。
背面には、電源入力、10BASE-T端子のほか、光角型デジタル音声入力/出力、アナログ音声(RCAピン・ステレオ)入力/出力を各1ずつ装備。音声出力に関しては、アナログ/デジタルの両方で聴いてみたが、アナログ経由でも特に音質面に不満は感じなかった。ただ、万全を期するなら、デジタル出力を利用すべきだろう。
前述のとおり、この製品では音楽ファイルを複数のパターンで扱える。まず、すでにPC上へ音楽ファイルを蓄積しているユーザーであれば、それを転送してやるのが手っ取り早い。ネットワーク接続さえ確立していれば、「BiBio JukeBox」の内蔵HDDをWindowsネットワーク上に公開し、PC側でマウント可能だ。
この製品には、「HDD」「RADIO」「USB」「HOST」という4つの動作モードが用意されている。「HDD」では内蔵HDDからの音楽再生、「RADIO」ではインターネットラジオの受信、「USB」ではUSB端子へ接続したストレージからの音楽再生を行える。そして、最後の「HOST」モードがファイル共有で、PCとファイルをやりとりしたいときは、本体かリモコンのMODEボタンを数回押して、HOSTモードへ切り替えてやればいい。
このほかに、データの消去/移動などの編集を行う「EDIT」モード(EDITボタンで呼び出し)、ネットワークや表示などの各種設定を行う「設定」モード(EDITボタン長押しで呼び出し)もあるのだが、録音時の設定は「EDIT」モード内だったりする点が少々ややこしい。
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