特集:夏ボで狙いたい液晶テレビ
デザインだけじゃない、三洋「CAPUJO」の機能を検証(2/3 ページ)
AV出力は、モニター出力/デジタル放送出力の2系統を備え、後者はS出力も使える。おもしろいのは「同期検出録画」と呼ばれる機能。本機で録画予約を実行したり、リモコンで「CH固定」(チャンネル操作を一時的に無効にする)を行った場合のみ、AV出力からビデオ信号を出力することができる。つまり、ビデオレコーダーの外部入力連動録画機能を考慮したもの。この機能を利用すると、ビデオレコーダー側を常に外部入力連動録画の設定にしたままで、本機では自由にテレビを視聴することができる。赤外線リモコン機能を利用してビデオレコーダーで録画を実行する機能もあるが(同期検出録画とは排他利用)、同期検出録画機能の方が分かりやすいだろう。
アンテナ入力は、地上波アナログとデジタル、BS/CSの3端子。1本のアンテナ線で地上波アナログ/デジタルをカバーできる場合に使える分配器が付属しているのは親切だ。このほか、2系統のi.Link端子などを搭載している。
スポーツモードは音にも注目
画質は地上波アナログ/デジタル放送と、いくつかのDVDビデオでチェックした。DVDビデオの再生や外部入力に関しては東芝「RD-XS57」を利用している。
HD映像&画質設定「標準」の印象は、コントラストが高く白が鮮やかということ。6月の特集でレビューした製品の中では東芝「26LH100」と似た傾向といえそうだが、26LH100ほどエッジを立てている印象はなく、立体感を強調している感じも受けない。基本的に発色は淡白で、人肌が不健康に感じることもあった。白飛びも若干だが見受けられ、むしろPC用ディスプレイに似た冷淡な印象を受ける。
画質設定を「ダイナミック」にすると輝度が上がり発色も若干強めになるが、それでも派手というレベルではない。明るい環境で視聴する機会が多いなら、こちらを日常的に使っても良いかな? という感じだ。一般には暗い環境での視聴向けとなる「シネマ」モードも、輝度を大幅に落とすのではなく、「標準」に対して若干おとなしめになる程度だった。
本製品の特徴として、5つの設定を持つスポーツモードが挙げられる。このうち、「野球」「サッカー」「ゴルフ」では芝の緑がぐっと鮮やかになり、「相撲」「プロレス」では人肌がより健康的に感じるなど、色合いがかなり大胆に変更される。通常の画質設定より見た目の変化が大きい。
さらに、音にも設定ごとに異なるサラウンド効果がくわわり、映像以上に変化が大きい。臨場感はなかなかで、マルチチャンネルスピーカーなどを接続しないシンプルな使い方をする人は重宝しそうだ。
また、スポーツモードと関連する点として、採用している液晶パネルの反応速度は8ミリ秒と高速な点が挙げられる。実際、プロ野球中継や自動車レースなどを視聴していても残像が気になることはなかった。
もう1つ面白いのが「ナイトモード」。画質設定とは独立して機能するようになっており、ボタン1つで輝度(バックライト)と音量を落としてくれる。内蔵時計と連動して、決まった時間帯は自動的にナイトモードに切り替える機能もあり、これも実用性は高そうだ。「シネマ」モードで輝度をあまり抑えない仕様になっているのは、ナイトモードの併用を考慮しているためかもしれない。
地上波アナログ放送やDVDビデオなど、SD映像でも基本的な傾向は同じ。発色が淡白な傾向が幸いしてか、ノイズっぽさが気になりにくく、割と見やすい画質となっている。同じサイズならブラウン管のほうが見やすいという印象は、競合製品と変わらないのだが……。
便利なシンプルリモコンも付属
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