っぽいかもしれない
頭の上のブラックホール?――JAXA相模原キャンパス一般公開(1/3 ページ)
7月23日、神奈川県相模原市の宇宙科学研究本部(JAXA)相模原キャンパスの一般公開が開催された。このまえ、X線天文衛星「すざく」(ASTRO-EII)の打ち上げに成功したあのJAXAである。見に行くことにした。
電車を間違えたりして到着がお昼になってしまったのだけど、これが大失敗。内容が豊富で、まじめに見ていったら丸1日かけても見終わる量ではないのだ。一般公開も2日あればいいのに。ちょっとおもしろそうだったら「ミニミニ宇宙学校」(「宙にものを運ぶプロに聞こう」というのは気になっていたのだ)の受講を割愛して、展示を見て回ることにする。
展示は大きく6つの会場に分かれている。第1会場から見て回ることにした*1。
最初に出迎えてくれるのは「はやぶさ」(MUSES-C)の実物大模型だ。小惑星探査機「はやぶさ」は2003年5月9日に打ち上げられ、小惑星「ITOKAWA」を目指して飛行中だ*2。
はやぶさはITOKAWAに数十メートルという距離まで近づき、弾を撃ち込んで破片を採取し、それを持ち帰る。また、「ミネルバ」*3という小型のローバーをITOKAWAの地表に落とす。
このローバーは中にロータが入っていて、太陽電池でこれをまわす。すると反作用でローバーそれ自身が逆回転する。するとローバーの周りについているとげが地表に引っかかってジャンプし、移動できるというわけ。重力のきわめて小さい小惑星ならではの技だ。どこに飛んでいくかは地表の様子しだいだけど。「ミネルバ」にはステレオカメラがついていて、ITOKAWAの地表の様子を、はやぶさ経由で送ってくれる。
その奥は、日本のロケット開発の歴史を見るコーナーだ。日本最初の衛星「おおすみ」の模型と対面できた*4。
*1あとから思うとこれもちょっと失敗。JAXAらしいっていうものは後ろの方の会場にならんでいたのだ。逆順で回るべきだった。
*2ITOKAWAは、もちろん日本のロケットの父の糸川英男博士に由来する。
*3ミネルバ(ミネルヴァ)って名前は、「さよならジュピター」やら「クラッシャージョウ」やら最近では「ガンダムSEED DESTINY」とか、いろいろなところで使われてたんだけど、実際に登場したら意外に小さなものだったね。
*4「まんがサイエンス」(あさりよしとお著、学習研究社刊)を読んでた人なら、日本のロケットの神様として記憶しているかもしれない。それはおいても、なんかこのデザインは和風な感じがする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR