iTMS-Jの歩き方
サービスインしたiTMS-Jで音楽を買ってみた(3/3 ページ)
店頭で購入できるプリペイドカード以外にも、同様の機能を持ったオンラインコード「ギフトカード」も用意されており、メールで友人や知人へ1000円から2万円までの間で音楽をプレゼントすることができる。また、事前に一定金額をチャージしておき、カードを持たない子供などがiTMS-Jで買い物を楽しめるようにする「スローアンス」も用意されている。家族や友人、恋人とのコミュニケーションツールとしてもiTMS-Jを活用して欲しいという同社の思いがあるのだろう。
音楽配信を引っぱるiTMS-J、iPod互換機は登場するか
購入が済んでしまえば、その後の楽しみ方はCDからリッピングした楽曲と変わらない。「5台までのPCで利用可能」というDRM処理が施されてはいるが、一般的な利用環境ではそう不自由することはないだろう。アルバムジャケット(アートワーク)も同時にダウンロードされるので、iPod Photoに転送すれば再生中の楽しみも増えるだろう。
開始直後のためか、サービスとして落ち着いていない部分があるのも事実。アカウント登録やダウンロードの際に、内部エラーのような警告ダイヤログが何回か出現したほか、ブログで松尾公也氏がトピックを立てているように、インデックスに関する部分には「?」という部分がいくつか散見される(救命病棟24時のサントラは「アニメ」ではないでしょう)。
しかし、警告ダイヤログは開始直後のアクセス集中に起因するものであろうし、インデックスの混乱も、「なにかおもしろい曲はないかな?」と探す気力を呼び起こすだけのインタフェースと曲数が用意されているから気になるともいえる。こうした状況は同社でも認識しているだろう。
「楽曲はこれからも増加していく」ジョブズ氏がコメントしたように、楽曲のレパートリーは増加する一方であろうし、iTMS-Jが中心価格150円での販売を開始したため、その他の音楽配信サービスもそれに追従する動きを見せている(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。また、既に大きな市場を形成している「着うたフル」との関係を考察し、音楽産業に大きな変化が起こると予測する意見もある。
このように、いち音楽配信サービスにとどまらない影響力を発揮しているiTMS-Jだが、現在はiPodにしか持ち出せない。ハードはiPodで、ソフト(音楽)はiTMS-Jで、という図式こそがアップルが進めるビジネスモデルだが、必ずしもiPodが万人に受け入れられ続けるという保証はない。難しいとは承知しているが、iTMS-Jが魅力的なサービスであるだけに、iPod互換機の登場にも期待してしまう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR