レビュー
4GバイトHDDのMPEG-2ムービーが5万円台で――東芝「gigashot V10」(3/4 ページ)
例えば、設定を行うには、MENUボタンを押せば、アイコンが円弧状に並んだメニュー画面が表示され、「ダイヤルで項目選択して、OKで決定、MENUで戻る」「スティック上下で項目選択、OKで決定、スティック左右でメニュー階層上下への移動」のいずれの操作も受け付けてくれる。
また、マニュアル撮影モードというのは特になく、基本的に常時フルオートだが、スティック操作で各種調整が行える。スティックを上に入れれば、フォーカスモードの切替メニューが呼び出せ、ダイアル操作で「AF/マクロ/スーパーマクロ/MF/無限遠」を選択、MF(マニュアルフォーカス)を選んだ場合は、そのままダイアルでフォーカス操作が可能だ。
同様に、スティックの右では露出補正、下でシーン設定(オート/人物/風景/スポーツ/夜景/スノー&ビーチ/美白/夕焼け)、左でフラッシュモードの選択が行える。それぞれ、同一ボタンを再度押せばキャンセル(つまり、フォーカス選択は「上」、シーン設定は「下」で抜けられる)というのも分かりやすい。
動画・静止画は、撮影、管理ともにシームレスに扱われる
初めてカメラを起動すると、「アルバムの作成」を促す画面が表示される。ファイルの保存先は、このアルバム単位で管理が行えるわけだ。旅行、ビジネス、子供といった豊富なアイコン(約30種類)も用意されている。複数のアルバムを作成して、使い分けることも可能だが、保存先の切替にはメニュー画面を呼び出す必要がある。また、SDカードへ記録したい場合も、このアルバム切替の一環として取り扱われる。つまり、Everioのように、「動画はHDDに、静止画はSDへ」といった振り分け設定はできない。
動画撮影では、品質をHQ/SP/LPの3モードから選択可。記録はすべてMPEG-2-PSで、フレームレートは30fps、画素数は720×480(画面比4:3)となる。また、HQ/SPに関してはワイドモードも用意され、この場合は画素数720×360、画面比16:9とやや変則的だ。平均ビットレートは、ノーマルでもワイドでも変わらず、HQは平均6Mbps前後、同様に、SPは4Mbps、LPは2Mbps。音声はいずれも、ドルビーデジタル2ch(48kHz/16bit、192kbps)で記録される。
映像に関しては、色はなかなかしっかりと乗っているものの、チラツキがやや気になる。また、全体にジャギーも目立つ感じだ。この製品では、Everioのウルトラファイン(9Mbps・CBR)や、「SDR-S100」のXP(10Mbps・VBR)に相当する高ビットレート記録モードがなく、最高のHQモードでも他機種の標準モードに相当するレベルのため、いたしかたないかもしれない。
静止画のほうは、輪郭の立ち具合や色の深みはもう一歩という印象だが、解像度はなかなか高く、色表現も素直といえる。サイズは5M/3M/1.2M/0.3M、品質はファイン/スタンダードから選べる。サイズとは要するに画素数(M=メガピクセル)を表しており、各々、2560×1920/2048×1536/1280×960/640×480だ。ただし、動画の撮影モードをHQワイドやSPワイドに設定していると、これに連動して、静止画のほうも強制的に16:9画面になってしまう(2560×1440など)。
動画撮影中の、静止画撮影も可能だが、完全な同時記録を行うためには、0.3Mモードにしておく必要がある。それ以外のモードでは、並行して記録はされるものの、動画は止まった映像(シャッターを閉じるアニメーションがつく)となってしまう。
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