MacWorld Expo 2006

スティーブ・ジョブズ氏基調講演:Pentium Macの衝撃、30年目のサプライズ?(3/4 ページ)

 プレゼンテーションに「Intel」の文字が浮かび上がり、いよいよ講演は佳境に入る。同社は2006年前半までにIntelプロセッサを搭載したMacを市場へ投入すると述べていた(特集:現実になる「Pentium Mac」)のだが、突然に舞台は暗転。半導体工場の作業服風の格好をした男がプロセッサダイを持って登場した。男はIntelのCEO ポール・オッテリーニ氏で、“Pentium Mac"のスタートをつげにやってきたのだ。

 この「バニーメン」の格好はIntelを象徴する「アイコン」で、かつてスティーブ・ジョブズ氏はPowerPCの省電力機能を誇示するためにテレビCMでからかったことがある。「Pentiumはあまりにも熱いので、消火しました」というのがそのメッセージ内容だった。その「コスプレ」でIntelのCEOが登場するというのは皮肉というかなんというか。

photo なにやらアヤシイ男が登場
photo マスクを取ると、なんとIntelのポール・オッテリーニ氏

 オッテリーニ氏が祝辞を述べると、画面は一転し、初のIntelプロセッサ搭載マシンとして「iMac」(iMac Core Duo)が紹介された。そこでジョブズ氏はコメントする。「サイズとデザインは既存製品とまったく変わらない。では、何が違うのか? それはスピードだ。2Mバイトのキャッシュを備えたデュアルコアプロセッサを搭載しており、iMac G5と比較して2倍から3倍の高速化が図られている」(関連記事:「4倍速い」MacBook Proと「2倍速い」iMacがIntel Core Duo搭載で登場)

photo 違いは何か? 速度だ。それも圧倒的に高速だと新しいiMacを紹介するジョブズ氏

 ジョブズ氏はSPECintとSPECfp(いずれもベンチマークソフト)の結果を示しながら、iMac G5(2.1GHz)とiMac Core Duo(2.0GHz)を比較する。数値によれば、クロックスピードはほぼ同じながらも、整数演算で約3倍、浮動小数点演算で約2倍の高速化が実現したという。

photo ベンチマークの結果
photo 実はここまでのプレゼンテーションを行っていたiMacもiMac Core Duoだったんだと種明かし

 矢継ぎ早に、PowerPCベースのソフトをIntelプロセッサのMacでも利用できるようにするエミュレーションソフト「Rosetta」や、MacOS版Officeの開発継続をアナウンスし、ソフト面のサポートも万全であることを強調。iMac Core DuoでPhotoShop CSを実際に操作してみせ、動作の高速さもアピールした。

photo Intelプロセッサ、PowerPCプロセッサの両方に対応するユニバーサルバイナリ版Officeの開発計画について話す、米Microsoft Macintosh business Groupのロズ・ホー氏(General Manager)。WordやExcelなどのほか、Messengerなども提供されるという

今回の「One more thing...」、30年目のサプライズが?

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR