次世代DVDへの挑戦
HD DVDとBD、同時に発売することはできない――Paramount(2/3 ページ)
「1つのきっかけとして、PS3の登場が挙げられる。ゲーム機ユーザーは映画をあまり買わないという調査結果もあるが、それでも圧倒的な数が売れれば、それだけでも市場となりうる。春とアナウンスされているPS3だが、われわれは北米での発売は9月以降だと、ゲームパブリッシャーから情報を得ている。同時に今後、マイクロソフトがHD DVDをどのような形で後方支援していくのかも、注意深く観察しているところだ」(レジンスキー氏)
またカルロス氏は、「われわれが見るところ、HD DVDとBDには、両方とも同じようにチャンスがある。片方のプレーヤーしか持っていないユーザーがParamount作品を欲しいと思ったとき、どちらのプレーヤーを持っていてもソフトが購入できるようにしたい。だから両方サポートするのだ」と付けくわえた。
最初の1年で“最低35本”
各フォーマットのローンチ時期に10タイトルを用意し、「ミッションインポッシブル3」の新作DVD発売に合わせてトリロジーパックをクリスマスシーズンの前に出荷する。Paramountが公式にアナウンスしている情報はこれだけだ。
これに対してカルロス氏は「最初の12カ月の間に発売する35タイトルが、すでに内部的には決定済みで作業を進めている。しかし実際にはもっと多くなるだろう。35本という数字は最低限のベースとなるもので、市場動向を見ながらここにいろいろな種類のソフトを追加していく。その中にはいくつかの“ビッグタイトル”と呼ばれるものも織り交ぜていくことになる」と応じた。
Paramountのカタログタイトルといえば、「インディジョーンズ」シリーズがよく知られる製品として存在するが「スピルバーグ作品が投入されるまでには少し時間がかかる。DVDの時も、かなり長い時間がかかった。スピルバーグ氏は“機器が十分に普及してから出す”という考え方なので、次世代光ディスクでも多少の時間が必要だ」と、こちらは期待薄のようだ。
「しかし、新しい技術に積極的な制作者は少なくない。われわれとしても、人々によく知られたタイトル。たとえば『ゴッドファーザー』シリーズのようにアカデミー賞を受賞した作品などを積極的にフルHDパッケージで体験してもらい、Paramountが持つ豊富な資産をたくさん体験してもらいたいと考えている。ビッグタイトルの話題には事欠かないはず」と、カルロス氏は積極的な作品を次世代光ディスクパッケージで出していくことを明らかにした。
ただし、両規格に対して同じタイトルを供給はするが、投入時期は異なるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
10
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR