ナチスのEnigma暗号、分散型コンピューティングで解読
第二次世界大戦中に傍受されたナチス・ドイツの未解読の暗号が、分散型コンピューティングプロジェクトのM4 Projectによって、64年ぶりに解読された。
解読されたのは、ナチスが使っていた暗号機のEnigmaで作成された3件の未解読暗号のうちの1件。1942年に北大西洋で傍受され、これまで解読不可能と思われていた。
分散型コンピューティングを使ってこれを解読しようというプロジェクトは1月9日にスタート。作成に使われたと見られる「Enigma M4」の名を取ってM4プロジェクトと名付けられ、参加ユーザーがコンピュータの空き時間を提供して解読作業を進めた結果、2月20日、1件目の暗号解読に成功した。
M4 Projectのサイトによれば、解読されたメッセージを翻訳すると「攻撃で潜水を強いられた。(敵を)追跡中」などの内容になるという。ドイツのUボート「U264」の航海日誌に同じメッセージがあるという指摘が同サイトに記されている。
暗号解読のニュースがメディアで取り上げられたことからプロジェクトへの関心が高まって参加者が激増、2月28日現在、12時間で2500のユニークIPからサーバへの接続があったと、プロジェクトのブログでは報告している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
4
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
5
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
6
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
9
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
10
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR