春のビデオカメラ特集
大容量HDDでファイル管理・編集もより実用的に――東芝「gigashot R60」(3/3 ページ)
9MbpsのSHQモードも導入されたものの、大容量化の恩恵は管理と編集にあり
従来のV10では、動画撮影の品質設定は、LP(2Mbps)、SP(4Mbps)、HQ(6Mbps)という3モード(ワイド画面のHQ/SPを含めると5モード)のみだったが、今回のモデルではさらに高品質が確保可能なSHQモードが追加された。SHQモードではビットレートが9Mbpsとなるが、大容量HDDを搭載しているため、R30でも6時間40分、R60では13時間30分の撮影が行える。
では、このSHQモードの導入で、画質が目を見張るほど向上しているかというと、そうともいえない。もともとgigashotは、静止画撮影は得意だったものの、動画に関しては解像感が足りない印象だった。今回のR30/60でも、そのあたりは補われておらず、むしろ、1/2.5型CCDセンサー(総画素数約519万画素)から1/3.6型CCDセンサー(約212万画素)へと、スペック上はダウンしている。
実際の映像ではこの数字ほどの落差は感じないが、かといって向上しているわけでもない。依然として、とりわけ斜め線などで解像度不足が見受けられる。ただし、もうひとつの問題であった動きの表現に関しては改善されており、ほとんど気にならないレベルだ。
また、HDD容量の大幅な増加は、従来からの特徴であるファイルの管理・編集機能を、より実用的なものに押し上げている。アルバムをアイコンでわかりやすく分類できるのは、ファイル数が増えてくるほどにありがたみを感じるものだ。また、編集機能というと、ほかのハードディスクビデオカメラではプレイリストへのファイル登録が可能な程度だが、gigashotでは位置を指定してカット編集が可能。「前を削除」「後ろを削除」のみだが、HDD容量に余裕があるため、ファイルのコピーと組み合わせて使えば、かなり凝ったこともこなせるだろう。
価格については、東芝のオンラインショッピングサイト「Shop1048」では、R30が9万9800円、R60が12万9800円で販売されている。購入を考えている人にとっては、どちらを選ぶかが悩ましいところだろうが、クレードルが付属するのはR60のみという点には注意したい。R30には本体底面の端子へ直接接続するUSBケーブルが同梱されている(クレードルは1万2800円で別売)。
また、Rシリーズの発表と同時に、「gigashot V10(W)」も登場した。これは従来のV10と基本的には変わらないが、2個のバッテリーが同梱されたパッケージとなり、またShop1048での直販のみでなく店頭でも販売される。Rシリーズが追加されたとはいえ、用途によってはV10(W)の存在意義も決して失われていない。実勢価格も6万5000円前後と、あいかわらずコストパフォーマンスは高いようだ。
ビデオ撮影のサンプル画像
静止画撮影のサンプル画像
内蔵フラッシュ、補助光での撮影
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
【復旧】auで大規模障害 全国で通話・データ通信しづらい状態 緊急通報にも影響
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
9
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
10
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR