4本脚から蛇に――「変形合体ロボ」見参(1/2 ページ)
4本脚で歩いたと思ったら蛇に変型し、しばらくはうとバラバラになる――独立行政法人・産業総合研究所 分散システムデザイン研究グループは、複数のモジュールを組み合わせてボディを形作り、さまざまな形に変型できる“変型合体ロボット”「M-TRAN III」を開発した。
モジュール4つを放射状に組み合わせれば4足歩行ロボになり、ゆったりと歩きだす。障害物は避けて進むし、裏返すと少しばたついた後起き上がる。動きは虫か動物のようで、生きているような気さえする。
変形シーンはロボットっぽい。モーターを「ウィーン」とうならせ、一部モジュールが接続部を軸に回転。不要な結合部のツメがはずれ、必要な結合部にツメをひっかけて新たな形に変わる。
蛇になったりクモになったり犬になったり――組み合わせるモジュールの数によって、さまざまな形に変わる。キャタピラ型に組めば回転しながら移動できるし、いくつかのモジュールを土台にして徐々に上に上っていく、という動きも可能だ。
「M-TRAN」シリーズは、同グループが1998年から開発を続けてきたロボット(関連記事参照)。研究の目標は、自律分散システムの“見える化”だ。
「自律分散といえばコンピュータシステムが思いつくが、実体が見えない。実体のある自律分散システムを作りたい」――黒河治久研究グループ長は狙いをこう語る。究極の目標は、生物の細胞のように自律的に働き、自己修復できるシステムだ。
変型合体の仕組みは
M-TRAN IIIの各モジュールは、かまぼこ型のパーツが2つ組み合わさった形状で、接続部を軸に180度曲がる。それぞれCPU×4つと赤外線センサー、加速度センサー、Bluetooth通信機能、モーター、電池を装備。サイズは65×65×130ミリ、重さは420グラムと、手に持つとずっしり重い。
6個の平面部はすべて着脱可能。ツメをひっかけて約5秒ほどで着脱できる。複数のモジュールを組み合わせると、ネットワークがつながり、隣接するモジュールとデータ交換を始める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
8
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
9
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR