開発中の「Windows Vista」日本語版公開
マイクロソフトは4月21日、開発途中の次期OS「Windows Vista」日本語版を報道関係者向けに披露した。ウインドウが透けてみえる「Windows Aero」やセキュリティの強化などが特徴。企業向けに11月から提供を始め、一般ユーザー向けには来年1月に発売する予定だ。
Windowsのメージャーバージョンアップは2001年11月に発売されたWindows XP以来。この間、PCに接続されるデジタル機器は急速に増え、デジカメで撮った写真や、CDやダウンロードで取り込んだ音楽など、1人のユーザーがPCで扱うファイルは確実に増えた。PCとそのユーザーを狙うセキュリティ上の脅威は、PC業界が直面する最大の課題の1つにもなった。
「美しい眺望」などを意味する「Vista」と名付けられた新Windowsは、「混沌としたデジタル世界にクリアな視界を」(同社)と投入する新製品。安全な環境下で素早く「したいこと」を見つけることができ、さらに最新のデジタルエンターテイメントも楽しめる──というふれ込みだ。
当初は年内に搭載PCが発売される予定だったが、3月に延期が発表された(関連記事参照)。
Vistaの目玉の1つとなる新GUI「Aero」では、ウインドウのタスクバーとフレームが半透明になっており、下のウインドウの内容などが透けて見えるようになっている。同社は「視覚面の美しさに加え、作業の効率アップも図れる」としている。
3D表示の多用や、画面下部のタスクバー上にカーソルを合わせると、起動中アプリケーションのウインドウがサムネイル化されてポップアップする機能など、見栄えの良さはXPから格段に向上。日本語表示は新フォント「Meiryo」に一新されている。
悪意あるプログラム(マルウェア)の削除ツールや、Internet Explorer 7のフィッシングサイト警告機能など、セキュリティへの配慮もXP SP2から進化している。またデスクトップサーチ技術を取り込んでPC内の検索機能も向上しており、目的のファイルを見つけやすくなっている。
Aeroが使えるのは、ホームユーザー向けの場合は「Home Premium」か「Ultimate」のみ。ただしPCのスペック、特にグラフィックスカードが要求スペックに満たない場合、Aeroを利用できない可能性がある。米調査会社Gartnerは、現行PC製品のうち、Vistaをフルに動かせるのは半分程度とみている(関連記事参照)。
Vistaは現在はβ2段階。4~6月期中には、幅広いユーザーを対象にしたパブリックβ版の公開を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR