iTMSは消費者の権利を侵害――消費者団体の訴え認められる
ノルウェーの消費者団体が6月6日、Apple ComputerのiTunes Music Store(iTMS)のデジタル権利管理(DRM)は消費者の権利を侵害するという訴えが認められたと明らかにした。
この団体Consumer Councilは今年1月に、iTMSは消費者の基本的な権利を侵害していると消費者オンブズマンに苦情を訴えた。同団体は、iTMSのDRM技術「Fairplay」は顧客をiPodに囲い込むためのものであり、不当であると主張している。
消費者オンブズマンはこの訴えを認め、またiTMSのサービス規約はノルウェーのマーケティング規制法に照らして不当であるとも明言したという。
さらに、ノルウェー版iTMSのサービス規約が英国法に基づいているのは不当であり、iTMSは6月21日までにサービス規約をノルウェーの法律に合わせて変更しなければならないと消費者オンブズマンは決定した。またこのサービス規約に関して、iTMSにはそのソフトにより生じる損害に対するあらゆる法的責任はないという条項と、同サービスは楽曲に対する権利を変更できるという条項も不当とした。
Consumer Councilは、ノルウェーで運営されているほかのダウンロードサービスも注視しているという。「このような規約や技術的規定はiTMSに限ったものではない。ほかの企業も同様の規定を設けている。オンブズマンが、われわれが申立書で挙げたほかの音楽サービスも追及すると期待している」と同団体は述べている。同団体の申立書では、MSN、CDON.COM、Musiconline、Prefueledが挙げられている。
同団体はiTMSの回答を待ってから、クーリングオフ期間、DRMや地理的制限が不当であるかどうかの最終決定を下すという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR