レビュー
新映像エンジンDIGIC III搭載で広角28ミリ、「IXY DIGITAL 900 IS」を試す(2/4 ページ)
美しいデザインに洗練されたインタフェース
レンズが広角化したにもかかわらず、本体サイズは89.5(幅)×58(高さ)×25.1(奥行き)ミリ、約150グラム(本体のみ)と、800 ISとそれほど変わらないサイズを実現。薄型というには多少ずんぐりとしているが、十分にコンパクト。
デザインはステンレス製の高級感のある筐体で、質感と筐体の美しさはなかなか。プレミアム感のあるデザインで、800 ISと比べても一段上のクラスという感じがする。サブカメラとしても最初の1台としても満足がいくボディだ。
背面のデザインは800 ISから細々と変わっており、大きな部分ではモードダイヤルが埋め込み型から全体が露出する形になった。ただ、ダイヤルの動作が固いうえに遊びが少ないので、希望のモードに素早くあわせるのはちょっと難しい。固さのせいで親指の腹ではなくつめ先でないと動かしづらいのがちょっと気になった。
円形の4方向ボタンは明らかに800 ISより押しやすい。中央にはファンクションボタンを配置。その周囲にイージーダイレクトボタンとメニューボタン、ディスプレイボタンがある。円形ボタンの上下左右に割り当てられた機能は800 ISと同じだ。
撮影設定はファンクションボタンを押す、キヤノンではおなじみの方式。しかし、ISO感度、マクロ、ストロボ、連写という円形ボタンに割り当てられた各機能のインタフェースがちょっと変わっており、これまではそのボタンを押すたびに次々と設定が変わるだけだったが、900 ISではボタンを押すと設定できる項目の一覧が表示され、どういう設定が選べるのか一目瞭然になった。これは分かりやすくていい。
それ以外の機能はおおむねこれまで通り。目新しい機能としてはスペシャルシーンモードがポートレート、ナイトスナップ、キッズ&ペット、パーティ・室内、新緑/紅葉、スノー、ビーチ、打上げ花火、水族館、水中の10種類となり、「水族館」が追加された。
相変わらず撮影時には機能しないイージーダイレクトボタンは、個人的にはずっと気になっている部分。キヤノンとしてはこのあたりは特に変更する気はないのだろうか。
新機能としては、デジタルズームをうまく活用するための仕組みとして「セーフティズーム」を搭載。デジタルズームは画像の中央部を切り取って拡大するため画質が低下するが、記録画素数を下げればある程度の倍率までなら画質は劣化しないでズームできる。通常はデジタルズームは光学ズームからシームレスに最大倍率までズーミングするが、セーフティズームの場合、画質が劣化しない範囲までデジタルズームで拡大すると、そこでいったんズーミングが停止する。これで画質の劣化がない状態でデジタルズームが使える。
最大解像度の記録画素数3072×2304ではデジタルズームは劣化するが、500万画素相当では光学ズームの3.8倍とあわせて4.5倍、300万画素相当なら同5.7倍、200万画素相当なら同7.3倍、30万画素相当なら同15倍まで倍率を上げても画質は劣化しない、というわけだ。
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