フットワークの軽い“新形態”サイクロン掃除機、三菱から
三菱電機は10月17日、新型サイクロン掃除機「LAQURLI」(ラクルリ)を発表した。独特の円形スタイルや360度回転する台座の採用により、家具の間を“すり抜ける”ように移動できるのが特徴だ。「楽にクルリと回るから、ラクルリ」(同社)。価格は8万6100円。11月10日に発売する予定だ。
本体の台座部分にくわえ、底面にある5つのキャスターも360度回転する。また、重いモーターを本体中央部に配置した“ミッドシップモーターレイアウト”が本体の安定性を向上させ、急な方向転換による転倒を防ぐという。台座部分にはソフトバンパーを備え、掃除中に家具などにぶつけても傷が付きにくい。
「掃除中のストレス要因を調べたところ、“狭い場所や入り組んだ所で方向転換がうまくいかない”“本体が傾いたり、ひっくり返ったりする”ことに4割以上の人が“かなりストレスを感じる”と回答した。引き回し性能の向上は、潜在的な不満を解消して掃除を楽しくする」(三菱電機ホーム機器の塚本郁夫社長)。
メンテナンス性にも着目。従来のサイクロン式掃除機で課題とされていた微細塵によるフィルター目詰まりを解消するため、HEPAフィルターを自動的に掃除するメカニズムを搭載した。掃除が終了すると、フィルターを回転させつつ、さらに振動を加えてHEPAフィルターに付着した塵を落とす仕組みだ。これにより、8年間はフィルター掃除をしなくても吸引力が落ちないという。
アタッチメントはノズル交換不要で45センチまで延び、家具と家具の隙間やエアコンの掃除にも便利。ブラシは自走機能を持ち、手を添えるだけで進む。ブラシ部分はダニの死骸や花粉を抑制するという「アレルパンチ植毛」を施した。
収納時もスタイリッシュだ。丸い本体にホースを巻き付け、フックに引っかければコンパクトになり、390(幅)×360(奥行き)のスペースに収まる。ラクルリのデザインを担当した同社デザイン研究所の中町剛氏は、「掃除機は自動車のように流線型に設計されることが多いが、本来は家具や雑貨が溢れた空間を移動するもの。直進するケースはほとんどない。ラ クルリでは、掃除機の動きにマッチした形状と収納スタイルの両立を目指した」と話している。
三菱電機では、掃除機の需要は毎年約500万台で安定傾向にあるという。急激な需要増が見込めない中、ラクルリのような提案型の高付加価値商品に注力することで単価アップを狙う方針。今後は同製品のような丸形デザインをベースに、コードレス化やロボット化の研究を進めていくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR