今日から始めるデジカメ撮影術
第61回 RAWデータとJPEGの関係(3/4 ページ)
苛酷な環境はRAWデータで押さえておくといい
さて。江戸東京博物館は日本の博物館にしては珍しく、内部での撮影がOKな場所。でもとても暗いので撮影に向いた場所ではないし、こういう場所でフラッシュを光らせるのは無粋というもの。
そこで、カメラのISO感度を3200に上げ、ノイズ低減処理をオフにし、モノクロモードにして撮ってみた。これがそのJPEGデータ。
暗いならいっそモノクロで撮っちゃえ、さらに高感度ならではのノイジーさをそのまま使っちゃえというわけだ。
でもRAWでも同時記録したのである。RAWデータとして残っているのは「モノクロにする前の生のデータ」なので、これがあればカラー写真にもできる。
RAWデータには「生データ」と一緒に撮影時のセッティング(現像パラメータ)も記録されているので、モノクロモードで撮ったものは開いたときに白黒画像で現れる。でもこれはいくらでも変更可能なのだ。
まずこれをカラーにする。ここではニコンの「D200」で撮ったものを同社の「CaptureNX」というソフトで現像する例だが、他社の一眼レフでも基本的には同じだ。
次にホワイトバランスを合わせる。
一応白熱電球に合わせてみた。本格的にやりたいなら、被写体の前に白い紙なりなんなりを写しこんだカットをひとつ作り、それでホワイトバランスを補正し、同じ補正を紙を写しこんでないカットにもかけてやる、という技を使う。
3番目に露出補正をかけて明るくする。
でもISO3200の高感度で撮ったので、細かいノイズが結構出ている。
そこで「ノイズリダクション」をかけてよう。色ノイズを消す機能だ。ノイズリダクションをかけると副作用として全体にのっぺりしちゃうし、細部に不自然さが出ちゃうが、大袈裟に補正した例としてご容赦を。
で、ちょこちょこっと微調整して少し傾いていたのでそれを補正してトリミングして、一応完成。
という具合だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR