今日から始めるデジカメ撮影術
第63回 クリスマスとイルミネーションの関係(2/3 ページ)
実はフラッシュには「通常の発光」と「スローシンクロ」の2種類がある。通常の発光は「フラッシュの光だけで映すように光る」。だから被写体は明るく光り、光が届かないところは暗くなる。
「スローシンクロ」は光を補助的に使う。メインの被写体はフラッシュの光で照らし、背景はフラッシュの光が当たらなくても写るようにシャッタースピードを遅くする。だから背景の写り具合はフラッシュをオフにしたときとあまり変わらない。
発光してないときの写真はオートホワイトバランスが働いてちょっと色が違うけど、その辺は割り引いて見て欲しい。こんなふうに違いが出てくるのだ。
背景のイルミネーションが十分強くて近いときは通常の発光で、ちょっとイルミネーションが遠いときはスローシンクロでと使い分けるのがいいけど、微妙なところは試し撮りしてからって感じだ。
この場合は、スローシンクロの方が後ろのイルミネーションが自然かな。これで晴れていたら、もうちょっと濃紺のきれいな夜空が背景になったはず。
今回撮影した場所はイルミネーションやお店の灯りやもとからある街灯で夜でも結構明るかったので通常発光でもそこそこ撮れている。
スローシンクロ撮影の注意事項はなんといっても「手ブレ」。シャッタースピードが遅くなるので、すごくブレやすくなる。ISO感度をちょっと高めにするとか、三脚を使う、さらには何枚も撮っておくなどの自衛手段が欲しい。あと、広角より望遠の方がブレやすいので望遠側は使わないこと。
人混みの中で撮るのはあまり時間をかけるとほかの人の邪魔になるけど、暗い場所だからこそじっくり撮りたいもの。
そういうときはこんな手もある。
ビルのガラスに写るイルミネーションを使って撮ってみた。これならほかの人の邪魔にもならない。
ちなみにこの例ではイルミネーションの灯りだけを使ってるのでフラッシュはなし。そのままでは明るくて黒の締まりがなくなったので、マイナス1の露出補正をかけ、さらに灯りのオレンジ色っぽさを生かすために、ホワイトバランスを太陽光に固定してある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR