Appleの勝利に欠かせないMacの影響力(1/2 ページ)
Appleは自社の社名に「コンピュータ」の言葉はもういらないと思っているかもしれないが、Macintoshが業績に与えるインパクトは無視し難い。
出荷は横ばいで、しかもこの1カ月はすべての注目がiPodとiPhone、Apple TVに集中しているが、同社第1四半期(10月~12月期)決算でMacの業績は好調だった。Appleの報告によると、この定番製品は同四半期中に約160万台が売れた。売り上げに占める比率も前年に比べて約40%の伸びとなった。
Appleは1月17日に同社第1四半期決算を発表し、純利益が前年比で30%以上増えたと報告した。
最近のMac販売増大は、初のIntel Macを2006年1月に投入したことを受けたものだ。さらに、iPodの「ハロー効果」でMacが恩恵を受けていると見るアナリストも多い。
理由はともあれ、Macにまつわる数字は年間を通じて目覚ましく、同社がエンタープライズ市場を離れてデジタルエンターテインメントへの傾倒を深める中、分析ではさらなる成長予想が示されている。
GartnerとIDCのいずれの統計でも、米国のPC出荷におけるAppleのシェアは2005年から2006年にかけて約30%増え、他社を大幅に上回っている(1月18日の記事参照)。
米国外でも米国ほど好調ではないが、Piper Jaffrayのアナリスト、ジーン・マンスター氏によると、2006年のPC出荷におけるAppleのシェアは他社の3倍の伸びを示した。
「2006年12月期も含め過去9四半期のうち8四半期で、Macは米国内外で市場を上回る伸びを示した。われわれの見方では、AppleはMac販売で弾みがつきつつある」。マンスター氏は1月18日、投資家向けの報告書にこう記した。
Apple決算は例年、最初の四半期にMacの販売が落ち込む傾向があるが、その年全体に響くことはほとんどないとマンスター氏は付け加えている。
Appleはここ数カ月、Macにあまり重点を置いてこなかったが、もっと利益が見込めるデジタルホーム/コンシューマー製品に踏み込む基盤として今後Macを利用するだろうと、Technology Business Researchのアナリスト、マーティン・カリイシ氏は話す。
カリイシ氏は、スティーブ・ジョブズCEOが今月のMacworld ExpoでiPhoneとApple TVの時代を宣言した基調講演に触れ、「Macはこの考え方に沿っていくと思う」と語った。
「過去数カ月、同社がMacに全力を注いできたとは言えないが、Appleエコシステムの全体を形成する一助となる製品として目を向けていると思う」(カリイシ氏)
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