レビュー
顔認識や高感度機能がついたハイエンドサイバーショット――ソニー「DSC-T100」(1/5 ページ)
サイバーショット Tシリーズも初代の「DSC-T1」が2003年の秋だったから、もう4年目に突入だ。その間、縦方向に開くレンズカバーと屈曲光学系レンズの薄型ズームコンパクトというコンセプトにブレはなく、とうとう「DSC-T100」(以下、T100)に達した。流行をうまく取り入れつつ、独自の路線を貫く名シリーズである。
T100は3インチと大きな液晶モニター&光学5倍ズームが特徴の薄型コンパクト。さらに昨年秋のトレンドとなった「顔認識機能」を新しく搭載した。
もうひとつ、ハイビジョンテレビにつないで高画質の大画面スライドショーというコンセプトも新たに取り入れたが、残念ながらハイビジョンテレビにつなぐD端子ケーブルやクレードルは別売りで、今回は試せなかった。これはとても残念な点である。
3インチ大画面液晶と5倍ズームのハイエンドサイバーショット
T100は液晶モニターが3インチと大きい分、ボディもちょっと大ぶり。2.5インチ液晶を搭載した製品に比べるとひとまわり大きいが、2006年秋に発表された、3インチ液晶搭載モデル「DSC-T50」(関連記事)に比べると少し小さくなっており、スリムコンパクトとしては問題ないサイズ。
前面のレンズカバーはより大きくなり、ボディの3/4くらい占めるのではというサイズ。これを下げるとレンズがギリギリ顔を出す。動きはスムーズで、開閉時のバネの感じも非常に気持ちいい。右手で持ちカバーの上に指を引っ掛けてすっと力をいれるだけでシュタッと開くのは快感ですらある。これはいい。
カバーの上に小さく顔を出すレンズは35ミリ換算で35ミリから175ミリ相当の5倍ズーム。細かいことだがワイド側がDSC-T50の38ミリから35ミリに少し広くなった。これはいい。明るさはF3.5~4.4。ワイド端が暗めなのは屈曲光学系の特徴でしょうがないが、175ミリ相当でF4.4は悪くない値だ。
CCDは1/2.5インチながらとうとう810万画素。もちろんCCDシフト式手ブレ補正付である。
撮影最短距離は1センチ(拡大鏡モード)。このときはレンズはワイド端固定になる。通常のマクロではワイド端で8センチ、テレ端で80センチが最短。サイバーショットは以前からそうだが、マクロモードにしても撮影最短距離が短くなるだけで、遠方も普通に撮れる。マクロがオンになってるとフォーカスを合わせる範囲が広くなって少しAFに時間がかかるだけなので、常時マクロモードにしても問題はない。
ISO感度は100から最高3200まで上げられるようになった。
問題は感度よりも高感度時の画質であるが、画像処理エンジンがα100と同じBionzにかわり、かなりよくなった。
これがなかなかにいい。DSC-T50では、ISO1000になるとノイズのみならず色が落ちて写真としてのテイストが失われていたが、T100はそんなことはなく、ノイズは増えるものの色はしっかり保っている。ISO1600ではかなり画質低下が見られ、ISO3200になるとディテールがかなり失われて不自然な絵になるが、等倍など大きなサイズで使わなければさほど違和感はないだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR