LifeStyle Weekly Access Top10
声をかけると家電を操作してくれるロボット
先週のアクセストップは、「東京国際アニメフェア 2007」。アニメとリアルのロボットたちが共演した企画展「ロボアニ EXPO」の記事だ。等身大フィギュアが立ち並ぶ迫力満点のステージにくわえ、普段は名古屋に行かなければ見られない「ロボットミュージアム」の貴重な資料など、マニアでなくても思わず見入ってしまう。
会場には本物のロボットも多く展示されていたが、その中で気になったのがレイトロンの「Chapit」だ。Chapitは、高さ22センチほどの小柄な体に5つの可動部を持ち、話しかけると動作を交えて返事をするコミュニケーションロボット。背中に赤外線インタフェースを備え、たとえば「電気つけて」と頼むと照明器具の電源をオン。その後、確認をかねて「ハーイ!」などと返事をする。
もちろん、赤外線だからテレビやDVDプレーヤーなどAV機器の操作も可能。今のところ「操作できる機種は限られる」(同社)というが、将来的に「映画みせて」でAV機器を一括操作するといった、マクロ機能付き学習リモコンのような展開もあり得るかもしれない。
開発元のレイトロンは、独立系のLSIデザイン会社だ。さまざまな企業の依頼を受けて用途に合わせたASIC(特定用途向けIC)やLSIを設計しており、Chapitにも同社のLSIが使われている。たとえば音声認識機能は、北海道大学宮永研究室との共同研究により、雑音環境下に強いロバスト音声認識専用のハードウェアエンジン(LSI)を開発。これにより、Chapitは「1単語あたり約360マイクロ秒」というリアルタイム処理を可能にした。
Chapitの外観は神戸芸術工科大学・中川研究室が手がけた。コンセプトは「人が話しかけやすいデザイン」だ。「ロボットとはいえ、モノに話しかけるのに抵抗を感じる人もいる。Chapitの外観や動き、表情などは、そうした心理的なバリアを取り除くために開発されたもの」(同社)。
なるほど。Chapitの大きな耳と愛嬌のある仕草には、そんな秘密があったのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR