“エレキのソニー”復活へ――「BRAVIA」や「サイバーショット」が好調
ソニーは5月16日、2006年度の連結決算を発表した。売上高は、前年度比10.5%増の8兆2957億円。エレクトロニクスや映画分野が増益となるも、「プレイステーション3」導入にともなう損失計上などが響き、純利益は前期比2.2%増の1263億円に止まった。
エレクトロニクス分野の売上高は、前年度比16.9%の増収。2006年に液晶テレビの金額世界シェアで1位になった「BRAVIA」をはじめ、デジタルカメラ「サイバーショット」が世界的に好調だったほか、「VAIO」は海外を中心にノートPCが伸びた。また高付加価値モデルが好調のビデオカメラ「ハンディカム」も利益を押し上げた。
また「ダ・ヴィンチ・コード」や「007/カジノ・ロワイヤル」といったヒット作に恵まれた映画分野が前年度比29.5%の増収。また、「プレイステーション3」を投入したゲーム分野は売上高こそ6.1%伸ばした(10168億円)ものの、戦略的な価格設定やプレイステーション2の販売台数減少などにより、2323億円の営業損失を計上している(関連記事)。
エレクトロニクス好調の理由について、同社執行役EVP兼CFOの大根田伸行氏は、2年前と比較しながら「技術者の“ひとりよがり”ではなく、お客のための商品開発にマインドセットした。BRAVIA戦略を急激に立ち上げることができたのも同じ理由だ」と話す。
同時に発表した2007年度の連結業績見通しでは、前年比6倍にあたる営業利益4400億円を予測。牽引するのはやはりエレクトロニクス分野で、液晶テレビの出荷台数は2006年度実績が630万台に対して1000万台、コンパクトデジカメは1600万台の実績に対して2000万台を見込む。なお、R&Dにおいても年末に投入する有機ELテレビや「ソニー ルームリンク」などのネットワーク関連の比重を高めるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
7
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
8
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
-
9
有識者はGoogleやX、Meta、ドワンゴを名指しで批判……総務省、偽広告や誹謗中傷に発信・拡散前の対策求める
-
10
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR