MS、携帯アプリ市場「Skymarket」でAppleとGoogleを追撃か(1/2 ページ)
iPhoneのApp StoreやAndroid Marketを追撃しようと、Microsoftも独自のモバイルアプリケーションストアの開設に取り組んでいるようだ。この試みは、規模的に小さ過ぎ、時期的には遅過ぎるものなのだろうか?
このMicrosoftのモバイルマーケットプレイス計画について、確認は取れていない。昨日9月1日は米国では祝日だったからだ(訳注:本稿は9月2日に執筆された)。しかし、ComputerJobs.comに掲載されたあいまいな求人情報は、何かが始まろうとしていることを示唆している。この求人情報は次のようなものだ。
職種:シニアプロダクトマネジャー(Skymarket担当)。モバイル業界のユニークなチャンスと急速な変化の時代を生かし、Mobile Communications Servicesチームのシニアプロダクトマネジャーとして、Windows Mobile用マーケットプレイスサービスのバージョン1(v1)の立ち上げを推進する。
応募要件の中には、「モバイル業界でv1商品を立ち上げた経験」という記述がある。今、この要件を満たす人材は何人いるだろう。
わたしは昨日早くにApple Insiderでこの件に関するブログ投稿を見た。Microsoftファンのブロガーであるロン・ジェン氏も、8月31日にこの件を取り上げていたようだ。書くときの習慣で、わたしはこの記事を書く前に彼らの投稿を読まなかった。ほかの人に影響される前に自分の意見を固めたいからだ。
この求人情報は本物だと思うが、未確認なのでまだ慎重に扱おう。本物ではないとしても、わたしの分析は有効だ。Microsoftはモバイルマーケットプレイスに取り組んでいるはずだからだ。まずはMicrosoftに賛辞を送るが、同社がそれに値するかどうか、本当のところはまだ分からない。問題の求人情報は、マーケティング策として大成功だ。もし意図されたものではなかったとしたら、がっかりさせられる。また、求人情報が本物ではなかった、つまり、Microsoftがわざと偽の情報を掲載していたとしても、驚くにはあたらない。
求人情報は昨日、つまりレイバーデイ(労働者の日)の日付で掲載された。通常、レイバーデイにはIT関連ニュースはあまりない。そんな中でのこの求人情報のおかげで、多数のブログでMicrosoftの話題が飛び交った。同社は公言はしていないが、「後追い」をしているというわけだ。8月28日にはGoogleが、近くリリースするモバイルプラットフォームをサポートする「Android Market」を発表している。Appleの「App Store」に対抗したものだ。
もしかしたら、Microsoftの誰かが29日の朝に起きてGoogleに悪態をつき、Skymarketの創設を決めたのかもしれない。そして1日に求人情報を出したわけだ。たまたまこの日の掲載になったのだとしたら、マーケティング上の大きな偶然ということになる。だが、この求人情報のタイミングは、計算されたものだったと考えたい。実際、Microsoftがサービスのコードネームを求人情報に載せることなどあるだろうか。求人情報のタイミングが計算されたもので、マーケティング上の効果が考慮されているなら、Microsoftに敬意を表したい。
しかし、別の見方もできる。2日の朝早くにあらためて求人情報を見ようとしたところ、「『プロダクトマネジャー』の求人は終了しました」と表示されていた。求人情報の掲載がたった1日で終了したのはなぜか。前述したマーケティング上のプロパガンダが掲載の目的だった可能性が大いに考えられる。だとすれば、求人情報も偽物だったということだろう。繰り返しになるが、Microsoftがサービスのコードネームを求人情報に載せることは普通はない。このことを加味すれば、そう考えると筋が通る。
一方、同じく9月1日付の別の求人情報は引き続き掲載されている(訳注:9月4日現在、終了している)。Mobile Office Communications Servicesチームのディレクターを募集するもので、この職種は、「SkyLine、SkyMarket、SkyBoxの各チーム、およびOffice Liveチームと密接に連携し、Microsoftのすべてのリソースの活用を図る」役割を担うとされている。
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