Windows 7のリリース時期を予想してみる
わたしが言った通りだ。Windows 7はProfessional Developers Conference(PDC)に間に合わないというばかげた報道に反して、出席者にはコピーが配られる。
PDCブログの投稿で、わたしがずっと前から予想していたこと、すなわち開発者向けプレβ版ソフトが配られることが確認された。
わたしは9月17日のブログにこう書いた。「プレビュー版が配られるのは11月か12月だとほかの人たちは予想しているが、MicrosoftがPDCを目指しているというわたしの確信は今も変わらない。わずか1週間後にWinHECがあることを考えれば、10月末のプレビューの可能性が依然として最も高い。もしもMicrosoftが2009年にWindows 7をリリースしたいと思っていればだが」
しかしPDCにプレβを出して、完成版に十分間に合うといえるのか。間に合う、とわたしは思う。厳しいスケジュールではあるが、確実に実現可能だ。
マイケル・ガーテンバーグとわたしは先週、Windows 7の出荷日をめぐりTwitterで軽口をかわした。マイケルはJupiterResearch時代のわたしの同僚で、最近Jupitermediaに戻り、モバイル端末についてのブログを執筆している。
「Windows 7が2010年より前に出荷されるなどあり得ない。うわべだけ変えたVistaにならない限りは」とマイケル。
「何だって? それ以上のものを期待しているとでも? PDCプレビューがなかったらわたしも同じ意見だ。しかしPDCプレビューがあれば、新しい(Windowsの)2009年の登場に賭けてもいい。賭けをしようというわけではないが:)」とわたしは応じた。わたしはこの会話の間、Zuneソフトのレビューを手掛けており、WindowsではなくZuneについて執筆していた。
マイケルはわたしの言わんとするところが分かっていて、こう書いてきた。「Windows 7はβにプラスして最低でも1年必要だ。PDCでαでは、2009年の年末商戦に間に合うはずがない」
マイケルとわたしはこの手のことでは普通意見が一致するのだが、今回は違った。わたしの予想は変わっていない。もしMicrosoftがPDCでMilestone 3かM4ビルドを配布したら、Windows 7のリリース目標は間違いなく2009年の年末商戦だ。それ以降にはずれ込まない。Microsoftが8月にEngineering Windows 7ブログを立ち上げたのには訳がある。わたしの考えでは開発ペースが速まっているのだ。
Windows/Windows Live Engineering部門のスティーブン・シノフスキー上級副社長は、Vista後継の登場を成功させる責務を負っている。すべてはパートナーの協力と顧客への配布プロセスを通じ、Windowsへの信頼を取り戻す一助となる安定した製品を出すことに尽きる。OS技術の見直しとか、華々しい新機能を多数付け加えるということではない。シノフスキー氏の使命と、Windows 7はVistaがベースになるとMicrosoftが認めていることを考えると、2009年の年末商戦までにMicrosoftが次のWindowsを登場させることは十分あり得る。もしわたしが間違っていたら、来年のどこかで率直に間違いを認めよう。
AppleもMicrosoftの助けになっている。Mac OS Xの次期バージョンとなるSnow Leopardは、パフォーマンス強化のための体裁上のリリースになるとみられる。Appleは何の新機能も計画していない。広報宣伝とマインドシェアの観点から考えると、これでMicrosoftにとってのプレッシャーは軽くなる。Macはよく売れているが、Windowsにとって最大のライバルではない。ライバルは古いバージョンのWindowsだ。
わたしの予想では、ほとんどの企業はWindows Vistaを飛ばすだろう。XPの重力はあまりに強い。しかしあと1年たてば、Vistaにかかわる開発者、OEM、周辺機器メーカーのエコシステムが、特に64ビットアプリケーションで強まるだろう。Windows 7はこのエコシステムを利用できる。Windows XPはあまりに長期間市場に存在し、Vistaの変更にまつわる不評はあまりに強いので、Windows 7は特別優れたものである必要はない。普通に良ければいい、すなわち既存のハード・ソフトとの互換性を高め、Microsoft Officeのようなルック&フィールにもっと近づければいいのだ。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR