話題のSNS名刺「Poken」創業者が語る、「人になじむテクノロジー」(前編)(2/3 ページ)
――Pokenは、そもそもどんなきっかけで生まれたのでしょう?
ドトリオ氏: 数年前MBAを取得するために大学院へ戻りましたが、そこで出会った人々は、皆、重要な友人であり、そのつながりは重要なビジネスネットワークでもあります。ところが、いざ、彼らに連絡を取ろうとすると、人によってfacebookでつながっていたり、LinkedInでつながっていたり、Skypeでつながっていたりといった具合で、どのSNSであろうと、1つでは私の交友関係を網羅してくれていなかったのです。
そこで「ここに何かチャンスが眠っているぞ」とひらめいたのです。その溝を埋めてくれるツールがつくれるんじゃないかと思いました。これがすべての出発点です。
もし、突然、友人に連絡を取りたくなったとき、それぞれのSNSにログインしては、そこに友人がいるかを探すのではなく、友人の総覧を見れる場所を用意して、そこからどのSNSを使って連絡をとれるかを確認して、それを使う、という流れを生み出したかったわけです。
パートナーと日本にマッチしたサービスを
――Pokenはあのデバイスではなく、SNSのネットワークとも言えるサービスをビジネスにしようとしているのでしょうか? それにしては、まだ日本語のローカライズが追いついていないだけではなく、Webページの構成やデザインがわかりにくく、サーバーもここ数日の話題で反応が鈍くなっている印象がありますが。
ドトリオ氏: 日本語については、今、ローカルパートナーが急ピッチで進めているので、日々、変化が見られることでしょう。つづいて、わたしたちのビジネスモデルについてお話しましょう。
最近のIT系ベンチャーの多くは、オンライン広告を収益の柱に据えています。ですが、Pokenを使うユーザーに対して「連絡先の情報を見に来た先に広告が表示されている」ことが良いことなのかなどを考慮し、わたしたちは広告以外のものを収益の柱にしていこうと考えてました。
結果的にPokenデバイスというハードウェアを手掛けることになったので、当面はその売り上げが収益の柱になると思っていますが、それだけではありません。今後、さまざまな新しい展開ができると思っています。
Webページついて、その分野が私たちが得意とするものではないことは自覚していますし、今後もすべてのPokenユーザーに使ってもらおうとも考えていません。実はパートナー企業に、Pokenのサイトを運用してもらおうと考えているのです。このページは、Pokenを使うすべての人がまずアクセスするサイトなので、Pokenが成功すればそれなりのトラフィックを集めることができると思います。
それなりに負荷もかかるかもしれませんが、そうした負荷増にも対処できるようなパートナーを探しています。結果的にパートナーはSNSサービスになるかもしれませんし、ポータルサイトになるかもしれません。1社だけではなく、複数社と組むことで、ユーザーが自由にサイトを選べるようにしても良いかも知れませんね。
おそらく、運用についてはパートナー企業に任せた方が、国ごとの独特なニーズに対しても上手に対応できるとと思っています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR