永山昌克インタビュー連載
こだわりのカメラブランド――リコー「GR DIGITAL III」開発者に聞く(1/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
男女の区別を意識しない商品コンセプト
リコー「GR DIGITAL」シリーズは、広角単焦点レンズを搭載したコンパクトデジカメだ。2005年に初代「GR DIGITAL」、2007年に2代目「GR DIGITAL II」、そして今年8月に3代目「GR DIGITAL III」を発売。画質と携帯性にこだわり、あえてズームができない単焦点レンズを一貫して採用し、素っ気ないくらいシンプルな薄型軽量デザインを続けることで、写真愛好家層を中心に根強いGRファンを獲得している。移り変わりの激しいデジカメの世界で、“ブランド”を築いている希少な存在といってもいい。
「1996年に発売した銀塩時代のGR1から、コンパクトで高画質というGRのコンセプトはデジタルになってからも受け継いでいます。無駄な装飾や凝った意匠を加えることもなく、ありのままのデザインを採用することは、カメラは撮るための“道具”であるという考えに基づいています。まず“高画質”であり、携帯性重視の“スタイリング”を持ち、“操作性と拡張性”に優れることがGRの三大要素。それをずっと曲げずに来たことが、ブランドの確立につながっているのだと思います」と語るのは、GR DIGITAL IIIの商品企画を担当したリコー PMMC 企画室 商品企画グループ シニアスペシャリストの樋口博之氏だ。
近ごろのデジカメでは、女性のユーザー層を狙った商品企画やプロモーションが目立っているが、「当社のデジカメでは性別によるユーザーの分け方は、特に意識していません」という。カラーバリエーションがなく、フルブラックを続けることについては「シルバーモデルの案が出たことはありますが、そのモックアップまでは作ったことはありません」とのこと。ちなみにGRシリーズの購入層は、9:1~8:2の比率で男性が多いが、実売価格が下がった旧製品は、カメラや写真にこだわりを持つ女性層にも徐々に売れているそうだ。
主なターゲットユーザーは、プロカメラマンとハイアマチュア層を中心に、写真やカメラに興味を持つ人たちだ。「身に付けるように常に持ち歩き、いつでもどこでもシャッターを切りたい人に向けたカメラです。撮影目的を持って使う一眼レフ機のような大きなカメラとは異なり、たとえば通勤や買い物のついででも、気に入ったシーンやシャッターチャンスに出会ったら、気軽に、かつ素早く撮影できます」(樋口氏)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
6
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
7
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
8
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
9
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
-
10
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR