橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第27回
逆さ言葉を生成するICレコーダー「逆さマスタージャパン」(2/2 ページ)
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逆さ言葉から元の言葉を生成
使い方は、まずメインスイッチをオンにしてから、録音ボタンを1回押して声を録音する。録音時間は約6秒以下と、けっこう短い。音声を吹き込んだらもう1回、録音ボタンを押せば録音ストップとなる。録音が終了したら、とりあえず再生ボタンを押してみよう。自分の声が吹き込まれているはずだ。
今度は逆再生ボタンを押すと、逆さ言葉が再生される。ただし逆さ言葉といっても、この商品の場合は録音テープの逆再生と同じ。つまりローマ字の逆さ読みと考えてほしい。「ポテト」が「トテポ」になるのではなく、「POTETO」の逆さで「OTETOP」になる。「おはよう」と入れると、逆さ言葉は「OHAYOU」の反対で「UOYAHO」、つまり「うおやほ」となる。はっきりいってこれはかなり難しい。少なくとも、ローマ字の概念が分かっていない子どもには難しいグッズといるだろう。
さて、逆さ言葉が再生されたら、今度は「うおやほ」ともう1回、録音してみよう。最後に逆さ再生ボタンを押してみる。きちんと発音されていれば、再度の逆再生によって「おはよう」と元の言葉に戻るはずだ。初めてうまく元の言葉に戻せたときは、かなりうれしかった。最初はどのような遊び方をしようか迷ったが、ただ言葉を逆再生したり、逆再生した言葉をまた元に戻したりするだけで十分に楽しい。
シンプルだけど不思議とハマる
使い方は以上の通りで、それ以上でも以下でもない商品。シンプルなだけにこの面白さはなかなか理解されないかもしれないが、実際に使ってみればすぐに分かる。自分が発した言葉が即座に逆さになるというのは、頭を揺さぶられるような不思議な感覚で、個人的にはかなり新鮮だった。
1人で黙々と逆さ言葉を覚えるのもいいが、多人数でワイワイとやりながら遊んでも面白い。音量が大きめなので公共の場所で遊ぶのはちょっとつらいものがあるが、正月などにみんなで集まって遊ぶと楽しいと思う。
欲をいえば、ローマ字の逆さ言葉だけでなく、「ポテト」が「トテポ」になる日本語の表記に基づいた逆さ言葉にも対応してほしかったが、これは今後に期待したい。シンプルだけど意外にハマるこの商品を使って、逆さ言葉の素朴な面白さをぜひ楽しんでいただきたい。
ちなみに商品のネーミングだが、「逆さマスター」までは分かるのだが、なぜ「ジャパン」が付いているのかは謎である。別に日本語でなくても逆再生は可能なのだが、不思議な商品名だ。もしかして「逆さマスターアメリカ」とか「逆さマスターフランス」なんてのを海外で発売するつもりなのだろうか? この商品を通じて、逆さ言葉の楽しさをぜひ世界に広げてもらいたいものである。
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