レビュー
GPSにフルHD、便利で楽しいお出かけカメラ「DSC-HX5V」(2/5 ページ)
GPSで楽しむ
DSC-HX5Vでまず注目したいのがGPS機能だ。これまでも、サイバーショット用のアクセサリとしてGPSユニット(「GPS-CS3K」など)は用意されていたが、DSC-HX5Vではそれを内蔵。撮影した場所の位置情報をEXIF内に記録してくれるようになった。
位置情報が記録されることで、撮影した場所をあとから簡単に確認できるのがメリットで、同梱の画像管理ソフト「PMB(Picture Motion Browser)」を利用すれば、撮影場所を地図上に表示できる。EXIFへの位置情報は規格で定められており、PicasaやGoogle Earthのような対応ソフトでも表示できるほか、Picasa Web AlbumやFlickrのような位置情報対応の写真共有サイトでも確認できる。
旅行先などで撮影する際に位置情報が記録されていれば、思い出の場所を振り返りやすくて楽しくなる。撮りためていけば、どんなところに出かけたかが地図上で見返せて、さらに写真が楽しくなること請け合いだ。
デフォルトでGPSがオンになっているので、位置情報を記録する作業は特に必要なく、そのまま撮影すればいい。動画、静止画のいずれでも位置情報は記録される。ただ、動画はPMBで地図上に表示できるが、Picasaでは認識されないようだった。
GPSが動作していると画面上にGPS衛星のアイコンが表示され、GPSの電波を受信しているとアンテナが表示される。アンテナが表示されていない場合はGPS電波を受信していないが、最後に受信した位置情報が記録される。丸に斜線のアイコンの場合は電波が受信できておらず、位置情報もない状態。この場合は位置情報は記録されない。
肝心の受信精度だが、利用した限り悪くない。上空が見渡せる場所ではピンポイントで撮影位置が特定できる。ビル群のようなGPS電波が受信しづらい場所だと実際の撮影位置とは離れてしまうが、それでもだいたいの位置が分かるので、あとはPMBで位置を補正し直してあげてもいい。
GPSの受信速度も重要なポイントだ。GPS電波の受信に時間がかかってしまったら、せっかくの機能も使われなくなってしまう。DSC-HX5Vでは、GPSアシストデータと呼ばれるGPS衛星の位置を記録したデータをPCからダウンロードし、測位の補助として使っている。
実際に試してみると、最も電波の受信に時間がかかるのは、一晩家の中に置いておき、その後初めて電波を受信しようとしたとき。低層住宅が並ぶ屋外の道を歩きながら電波の受信を試してみたが、10分ぐらいかかる場合もあった。
しかし、その日の内に、しかも短距離しか移動していない状態だとGPS電波の受信は迅速に行われる。電源を入れると数秒でGPS電波を受信しており、屋外の観光地を歩いてめぐるといったシーンなら、電源のオン/オフや電池の入れ替えをしてもすぐに電波を受信してくれる。
難点は、やはり上空の見通しのいい場所が必要という点。木造2階建ての建物の窓際でも受信できなかったので、屋内ではまずGPS電波は受信できないと考えた方がいい。屋内で撮影したい場合は、入り口で入る前に電波を受信しておいて、あとはその位置情報を使って撮影するといいだろう。
GPSだけでなく、電子コンパスを内蔵しているのも面白い。電子コンパスは、カメラの向けた方角を認識してくれるので、どちらの方向を向いて撮影したのかが分かり、PMBを使えばPC上で撮影方向を確認することもできる。
位置情報が記録されるのは便利だが、自宅などのプライバシー上の問題も起きうるので、画像共有サイトなどへのアップロード時には注意したい。位置情報の記録をオフにする場合は、メニュー画面の本体設定→GPS方位を「切」にすればいい。
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