Windows 7への不満、特に多いのは?(2/2 ページ)
初期に挙がったほかの不満としては、特定のデバイスへのドライバがないことがある。この問題は、多くの点で解決されたようだ――例えば、Hewlett-Packard(HP)はIT担当者からの苦情を受けて、HP LaserJet 4100プリンタのWindows 7用ドライバを提供した――が、リリース後の数週間から2~3カ月の間はここが争点になったようだ。
「Windows 7 Ultimateでさえ、人気の高いHP製プリンタ、プロッタ、スキャナのドライバが完全にはそろっていない」と南アフリカのあるIT管理者は語る。「MicrosoftはXPからWindows 7への移行をスムーズにすることに関心がないようだ。楽にすぐに移行したいという人は、気をつけた方がいい」
ネットワーク上で動作するデバイスとの通信も、初めは一部のユーザーにとって厄介な問題となった。
「Microsoftはいいものを作った」と大手自動車メーカーのIT管理者は語る。「だが、Windows 7以外のOSを使っている人とのデバイス共有をやりにくくしている」
「7時間もがんばって、役に立ちそうなフォーラムには全部アクセスしてみた」とこの管理者は続けている。「プリンタドライバをローカルにロードして、新しいネットワークデバイスを探した。さまざまなホストとサーバのシナリオを試して、古いOSとサーバとして動作する新しいOSを行ったり来たりした。それでも共有できなかった」
Windows 7がリリースされてからの数カ月、Microsoftは同OSにアップグレードした一部ノートPCのバッテリー問題への苦情にも対処した。一部のユーザーから、バッテリーが大きく減るという問題が報告されていたためだ。Windows部門のスティーブン・シノフスキー社長は2月8日のEngineering Windows 7ブログで、問題はバッテリーそのもののにあり、Windows 7とは何ら関係がないと示唆した。
「報告を調べたところ、Windows 7は新機能を使ってバッテリーの状態を報告しているだけだと分かった。単にバッテリーが定められた基準を下回っているのだと思う」とシノフスキー氏は述べている。「それまでちゃんと動いていたPCをアップグレードして、この警告を目にした顧客が驚くのも当然だ。基本的には、バッテリーが減衰しても、Windows 7がそれを通知するまで顧客には分からない」
おそらく、Windows 7はバッテリー減衰の基準を60%にしており、それを下回ると警告を出すのだろう。Microsoftは当時eWEEKに対し、ユーザーから報告されていた「新しい、あるいはほとんど新しいバッテリーが、Windows 7を走らせているときに自然と機能しなくなる」問題は再現できなかったと主張していた。
それでも、Windows 7に関連して特定の状況がそろったときに、バッテリーの問題が起きたという報告がユーザーから多数寄せられた。
「Windows 7をHP dv6000で走らせているのだが、実際これは問題だ」とMicrosoft Watchブログに4月11日にコメントを寄せたある読者は語っている。「ノートPCのバッテリーを新しいHP製バッテリーに交換した。言ってみれば、工場から出荷したての状態だ。その後2カ月もたたないうちに、バッテリーの容量が88800mWhから28890mWhまで減少した。わたしは技術者なので、もちろん、マザーボードの電源調整などのハードウェアテストを行い、キャップがすべて問題ないことなどを確認した。バッテリーを除けば、コンピュータは問題ない」
この読者は次のように続けている。「Windows 7は消費電力が大きくなっているのかもしれないが、それではバッテリー容量が急速に大幅に減衰した説明がつかない。これは明らかに、Windows自体がどのようにバッテリーのメモリが適切な値を報告するのを妨げているかという問題だ」
別の読者は「11月に、HPからVistaからWindows 7への無料アップグレードを受け取った。それ以来、バッテリーの容量は20~50%程度になっている」というコメントを投稿している。
最近ではWindows 7のSPが開発されているといううわさが流れている。4月の初めには、3月27日にコンパイルされた「build 6.1.7601.16537.amd64fre.win7.100327-0053」ビルドらしきものがさまざまなTorrentサイトに出回った。すぐにGeekSmackなどのサイトにスクリーンショットが流出した。同サイトは、ダウンロードとインストールのプロセスは「VtaのSPのインストールよりも早かった」としている。
Microsoftの具体的な問題への対処は言うまでもなく、SPのリリース日も、Microsoft社外の人間にはまだ憶測するほかない。だが、MicrosoftがWindows 7に関するユーザーからのフィードバックへの対応に力を入れていることを考えると、少なくともIT管理者が苦情を訴えている問題の一部は検討してもらえるだろう。
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