バリアングル対応の一眼レフ入門機――キヤノン「EOS Kiss X5」(1/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
構図の自由度を広げる可動モニタ
ロングセラーを続ける一眼レフ、キヤノン「EOS Kiss」の新作として「EOS Kiss X5」が登場した。同シリーズは2003年の初代モデル以降、約1~1年半に1回のペースでモデルチェンジを行い、そのたびに画素数を増やしてきた。だが今回は、昨年登場の「EOS Kiss X4」(レビュー)から画素数は変わらず、引き続き有効1800万画素のCMOSを採用。処理エンジンの「DIGIC 4」や、秒間3.7コマの連写速度といったスペックも従来通りである。
では何が変わったのか。いちばんの進化は、液晶モニタをバリアングル式にしたこと。ひとつ上のクラスに位置する「EOS 60D」の液晶と同じように、左右に最大175度まで、上下に最大270度まで回転させることができる。ローアングルやハイアングルでの撮影がしやすいほか、カメラを使わないときは、液晶面を内側にして閉じ画面を保護することもできる。
バリアングル化にともなって、ボディサイズは従来機EOS Kiss X4よりもわずかに大きくなり、本体重量は40グラム増加した。ファインダーの倍率が0.87倍から0.85倍へとスペックダウンしたのも、バリアングル化のシワ寄せかもしれない。とはいえ、個人的にはバリアングル化は大賛成。構図の自由度が格段に広がり、ファインダー撮影では気が付かなかった視点や撮り方を発見させてくれるからだ。
液晶のサイズと画素数、およびライブビュー撮影の使い勝手については、従来機EOS Kiss X4と同じと考えていい。すなわち、背面の専用ボタンを押すことで、液晶にライブビューを表示でき、必要に応じて最大10倍の拡大表示やヒストグラム表示、グリッド表示などができる。
ライブビュー時のAFもこれまでと同じく、コントラストAFが作動する「ライブモード」と「顔優先ライブモード」、位相差AFが作動する「クイックモード」の3方式に対応。他社のミラーレスカメラに比べると、コントラストAFのスピードが相変わらず遅いのは残念なところ。じっくりとピントを合わるならライブモードを、動作音とライブビューの中断に目をつぶってAFスピードを重視するならクイックモードを、それぞれ使い分けるようにしたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR