バリアングル対応の一眼レフ入門機――キヤノン「EOS Kiss X5」(2/3 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
さらに強力になった全自動モード
もうひとつの大きな改良は、オート撮影機能を強化したこと。ビギナー向けのシンプルな撮影モードである従来の「全自動」モードは、「シーンインテリジェントオート」モードという名称に変更され、撮影シーンの自動解析とフォーカス/露出/ホワイトバランス/オートライティングオプティマイザ/ピクチャースタイルの5つをカメラが制御することが可能となった。
このモードの基本原理は、被写体の色やコントラスト、明るさ、被写体までの距離、動きと速さ、顔の有無などを総合的に解析し、その情報に基づいて、絞り値やシャッター速度、ピント、ホワイトバランス、発色などが自動的に最適設定されるというもの。最近のコンパクトデジカメではおなじみの、シーン自動認識モードの1種といっていい。
例えば、人物撮影なら肌が自然に見えるような色合いに、夕景ならオレンジ色がいっそう際立つように、それぞれ自動調整される。撮影者は設定のことをあれこれ悩まずに、構図やシャッターチャンスに気持ちを集中させて撮ることができる、というわけだ。
下の2枚は、プログラムAEとシーンインテリジェントオートで同一のシーンを撮影した写真。プログラムAEのほうはノーマルな発色だが、シーンインテリジェントオートでは、被写体が風景であると判断され、青空や緑がより明るい色となり、全体のメリハリ感が高められていることが分かるだろう。
発色傾向を変更するための機能「ピクチャースタイル」にも改良が加えられた。従来からある「スタンダード/ポートレート/風景/ニュートラル/忠実設定/モノクロ」のほかに、「オート」という項目が追加されたのだ。この「オート」を選択すれば、撮影シーンに応じて色あいを自動的に最適化することができる。また、前述したシーンインテリジェントオートモード使用時は、ピクチャースタイルは「オート」になる。
すべてカメラまかせではなく、ある程度は自分の狙いを写真に反映させたい場合には、「表現セレクト」機能を使うのがいいだろう。これは、絞りや露出補正などの専門的なことを知らなくても「くっきり鮮やかに」や「ふんわりやわらかく」といったの項目を選ぶだけで、イメージに近い写真を撮影する機能。EOS 60Dから搭載されたものだ。
同じくEOS 60Dから継承した機能として、撮影後に画像を特殊加工を施す「クリエイティブフィルター」を搭載した。選べるフィルターは全部で5つ。高コントラストのモノトーン表現「ラフモノクロ」と、ぼかしを加える「ソフトフォーカス」、オモチャのカメラで撮影したような「トイカメラ風」、風景をミニチュア模型風に加工する「ジオラマ風」の4つはEOS 60Dに搭載されたアートフィルターと同じもので、さらに丸いゆがみを加える「魚眼風」が用意される。
クリエイティブフィルターの使い方は、再生モードから効果を加えたい画像を選択し、4種類の効果を選んで処理を実行するだけ。元の画像を維持したまま、別画像として保存できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
2
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、PCのバックアップと電源オフ呼びかけ VPS利用者に きょう正午の攻撃予告受け
-
5
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
6
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
7
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
8
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
9
「若手はAI使うな」は“老害”なのか? 新人教育で「AI禁止」した企業の1年後
-
10
政府、サイバー攻撃の「緊急対策パッケージ」来週中に策定へ 高市首相がサイバー閣僚会議の初会合で指示
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR