「高画素・高倍率・暗い場所でもキレイ」が開発ポイント――ニコン、COOLPIXシリーズ6製品を新発表(1/2 ページ)
ニコンは8月24日、コンパクトデジタルカメラCOOLPIXシリーズの新機種を発表した。
新たにラインアップへ加わるのは、スリムボディに広角25ミリ相当(35ミリ換算)からの10倍ズームレンズを搭載した「COOLPIX S6200」、暗所撮影に強い裏面照射型CMOSと光学14倍ズームを備えた「COOLPIX S8200」、タッチパネル操作が可能な有機ELディスプレイを内蔵した「COOLPIX S100」、iPhoneやiPad内のコンテンツを内蔵プロジェクターで投影できる「COOLPIX S1200pj」、同社初の防水・耐衝撃・耐寒仕様デジカメ「COOLPIX AW100」、前モデルから高速化が図られたフラッグシップ「COOLPIX P7100」の6モデル。S6200とS8200、S1200pj、P7100は9月22日に発売。またAW100とS100は9月8日から販売を開始する。
今回発表された新モデルのなかで、ニコンが主力モデルと位置付けるのがS6200とS8200の2機種。製品発表会に登壇したニコン イメージング ジャパン取締役社長の五代厚司氏は、「国内のコンパクトデジカメ需要のほとんどは、買い替え市場。そのため、従来のCOOLPIXユーザーから寄せられた不満点など、改善を希望する3つのポイントを重点と捉えて今回の新製品を開発した」と話す。
その3つのポイントとは、「画素と倍率、そして夜景など暗い場所でもキレイに撮影できること」(五代氏)。これらのニーズに応えるべく、S6200は前モデルのS6100(光学7倍)からレンズを強化。撮影画素は有効1600万画素の1/2.3型CCDと変化はないが、35ミリ換算で25~250ミリ相当の10倍光学ズームを備えた。さらに、画像処理エンジン「EXPEED C2」とノイズ低減処理技術による高感度低ノイズ撮影とモーション検知、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能、フラッシュ制御を組み合わせた「夜撮りキレイテクノロジー」により、暗い場所や夜景の撮影でも失敗を少なくできるという。
またS8200も、前モデルS8100の光学10倍ズームから、35ミリ判換算25~350ミリ相当の光学14倍ズームレンズへとスペックをアップさせた。従来は有効1600万画素だった裏面照射型CMOSも、有効1610万画素へと向上させている。さらにS8200は、顔認識AFを進化させた「ぴったりAF」を採用。これは、ニコンが独自開発したターゲットファインドAFを利用したもので、人物以外の被写体でも撮影したいものを自動で認識する機能。被写体が中央にはない中抜けの構図でも意図した場所に自動でピントが合い、花や料理、小物などの撮影時にその性能を発揮するという。
主力モデル2機種に対し、個性派モデルと位置付けられるのがS100、S1200pj、AW100、P7100の4機種。なかでもAW100はCOOLPIX初のタフネス仕様デジカメであり、水深約10メートルまでの防水性能と、約1.5メートルからの落下耐衝撃、マイナス約10度の耐寒機能を備えたボディに、16メガピクセルCMOSと光学5倍ズームレンズ(35ミリ換算28~140ミリ相当)を備えた。また、GPSと電子コンパス、世界地図とログ機能など、アウトドア志向の機能を搭載。撮影画像の位置情報を内蔵地図で確認したり、撮影と同時に移動ルートを記録することも可能だ。
こうしたアウトドア向け・タフネス仕様のデジカメは他社にもあるが、AW100にはこれまでにない向けの工夫として「アクション操作」という操作方法を用意している。ニコン 映像カンパニー マーケティング本部第一マーケティング部ゼネラルマネジャーの笹垣信明氏は、「アクション操作はカメラ本体を“スイング”してモードを選び、アクションボタンで決定するという新しい操作系。AW100なら、海や山でグローブをした状態でも快適に操作できる」と自信を見せた。このアクション操作が可能なのは、撮影モードの選択や動画撮影の開始、また撮影画像を1コマ再生するクイック再生など。またアクションボタンを押すことで地図を表示できる。
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