「ヒットしてる実感がなかった」 2カ月で会員20万人「ザ・インタビューズ」が正式サービスに(2/3 ページ)
ヒットの秘けつは「人の話をあまり聞かないこと」
ザ・インタビューズには、ユーザーや回答を検索したり一覧表示する機能などがない。作成されたインタビュー記事の多くは、ユーザーが作成した「リスト」や、TwitterやFacebook上での共有を通じて読まれるようになっている。「開発当初はここまでユーザー数が多くなる発想がなかったため、回答の量より質で勝負したかった」のが理由だと福田さんは言う。
「検索機能はないし、タイムライン的な機能は一応あるものの、大々的には押し出してはいない。そのような機能は、ある程度インタビュー記事の量が集まって質のいいものがそろった段階でないと、意味がないと考えている」
とはいえ検索機能などの搭載を望むユーザーからの声は多い。今後の搭載の可能性について「なくはない」と福田さん。正式サービスとなった今後、ユーザーの反応を見ながら随時機能の追加を検討していく考えだ。
「ヒットに結び付いた開発面での工夫と言えば、あまり人の話を聞かないこと。質問の匿名制や、誰でも質問できること、回答の量より質を優先するということなど、最初のコンセプトをぶらさないように気をつけながら開発してきた。ユーザーからもらったさまざまな意見はありがたく受け止めつつ、その通りにやったらだめだという考えをチーム全員で持って開発・運営している」(福田さん)
2manjiとは「コンセプトが違う」
同社はこれまでにも、誰でも簡単に“2万字インタビュー”が作成できるというWebサービス「2manji」(ニマンジ)を運営してきた。ザ・インタビューズの開発当初、社内でも「2manjiと何が違うの?」という声が上がったと、ディレクターの蛭田悠介さんは話す。
「基本的に“自問自答”形式の2manjiとは違い、ザ・インタビューズでは質問してくれる相手がいるので、ユーザー同士のコミュニケーションが発生する。コンセプトがそもそも異なっている」(蛭田さん)
2manjiの開発にも携わった福田さんによると、ザ・インタビューズでは2manjiでうまくいかなかった内部のコメント機能やスター機能などを省き、ユーザー同士のコミュニケーションは全てFacebookやTwitterなどのソーシャルメディア経由で行われるようにしたという。インタビュー記事に対する読者の反応をソーシャルメディアにひも付けたことが、ユーザー間での口コミの広がりにつながっているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR